1月12日

socotsu
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ペカンナッツのキャラメリゼがばりっばりの香ばしさのガレット・デ・ロワを朝から食べ、今日はこの余韻で1日過ごせるな……という満足感で労働意欲がみごと減退した。はからずしも、美味しい朝ご飯はとにかく朝起きる気力のもとにはなれど、その後の1日の活動を後押しするものではまったくないことの実験となる。

ペカンナッツのガレット・デ・ロワ

朝の光に照らされています。ほんとうに好き。

朝、ホッカイロがわりにすべく、職場の自販機で買ったあったか〜いの方のお茶のペットボトルを握った瞬間、これはあたためきれていないのでは?と疑った。あとからじわじわと伝わってくる温度に、自分の手が冷たすぎたのだと気づく。この時期の冷えこみの度合いをまじで忘れていたしなめてかかっていた。指の先が出ているアームウォーマーから、かいじゅうミトンにそろそろ切り替えた方がよさそうだ。手袋や帽子ももう一セットくらい編みたい。

昼のちょっとの時間だけ読んだり編んだりするために荷物を増やすのは非効率だと知りつつ、ちょっとでも読んだり編んだりすることで息をつかないとやっていられない。いまはそういうターンなのだとわりきって、ハードカバーとかなり大きくなってきた編みかけのニットと毛糸を鞄に突っ込んでいるために、リュックがパンパンの今週。朝吹さんのエッセイ、高校の頃の友人とのやんちゃエピソードが終わった次のエピソード冒頭で「私には友達がいなかった」とくるものだから、どっち?!となるけどまあそういうことってなくはない。いろいろな短いエッセイをまとめた本だから、時系列だって書かれたものではないというのはわかっている。組み方としてわざとやっていたらおもしろいが。名前自体は知っていたり、まったく知らなかったりするいろんな作家の本が読みたくなってきて楽しい。

昨日引き取ってきたガレット・デ・ロワを渡したり、交換会になったり👑はるばるきてもらってありがたい。そして美味しいものを分け合えるありがたみを噛みしめる。いろんなものを一部の友人に押し付けてしまいがちだけれど、基本的にはだれかにあげるものを選んだり、あげたりすることはそんなに得意ではない。食べものならばまだいいけれど、残ってしまうものを選ぶのはほんとうに苦手で、たぶんほとんどひとにあげたことはないんじゃないかと思う。結局受け取る側にそのあとの始末はゆだねればいいのに、よく思ってほしいという思いが強すぎるのかもしれない。みえっぱりなのだと思う。なので、うけとってくれてありがとう、という少しの申し訳なさも付きまとう。いつも渡したり渡されたり、を繰り返している相手だと、そのハードルはどんどん下がっていくのだけれど。わたしの性格を知っているパートナーとは、基本相手に欲しいものをきいてのプレゼントし合いしかしたことがなく、サプライズぽいことをたぶんほとんどやってない。と打ちこんでから、特定の友人の誕生日にはいろんなことをやっていた…と思い返してしみじみしてしまった。

どこかに行って美味しいものを囲んで、という時間も好きだけれど、立ち話に花が咲いたり、少しだけお茶をしたり、という過ごし方もできる友だちもいいよね。友人のお子さんは今年初めてだったので、年始の挨拶ができてうれしかった。頻度高く会っているので、いつぶりかよくわからなくなりがち。

晩ごはん、引っ張り出してきた鉄のフライパンで白菜を炒めたら、いつものテフロンよりひとまわり小さいので、前回より白菜が勢いよく外に飛び出しまくって都度なかにおかえりいただく、を繰り返していた。火入れや食べるベストタイミングの問題から、炒めものは外で食べるものと思ってきたので、へらをずっと動かし続ける動きに腕が慣れていないことに気づいたこの頃。なんとなく経過を撮った4枚を続けて貼ります。

フライパンで白菜を炒めている様子 芯が多い

芯ばかりいきいきしている

フライパンで白菜を炒めている様子 葉が投下された

葉を投入 すこしせせこましくなってきた

フライパンで白菜を炒めている様子 黒酢その他調味料が投入

黒酢その他調味料を投入 しなしなしてきた

白菜の黒酢炒めが完成して皿の上に盛られている

完成〜〜1人分です✌️

中華茶碗蒸し

余っていたしらすと豚ひき肉を入れたのでスペシャルです✌️

友人の生活のルーティンに対する考え方、取り組み方法を知るたびに、これは他人に揶揄されるいわれはない、ほんとうの「丁寧な暮らし」だと思うし、爪の垢を煎じてのまねばとおもう。わたしの料理や編みものは「生活」というより余暇の娯楽寄りだ。毎日の動線にちょっとだけ工夫をくわえたりととのえることで、ひっかかりがなめらかになるような、そういうあれこれをもう少し考えるべきじゃないだろうか。わたしのレベルだと、どこに何を置いたらもう少し使いやすいようになるか、とかそういうあれですが…

@socotsu
そこそこ