2月26日

socotsu
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めったにない3連休後の月曜、出勤しただけでもうビンゴの穴全部あけたい気持ちになる。というのは言い過ぎだけれと、朝から気のせいにしていた目の痛みがどんどん増してきてしまい、見た目的には変化はないしまつげは入っていないようだし……と数年ぶりの眼科に行ったら軽度のものもらいと診断された。見た目的には変化は今のところはなく(2回目)、しかし明日からしばらく目元ノーメイクか〜わたくし普段は一重、疲れると時々片方だけうっすら二重になる非常にすっきりとした顔立ちの人間なのですけども〜〜とここ数年まあいいかとなかば諦めている問題へのぐずつきが頭をもたげてしまった。二重整形の話題を昨日出した今日でそんな。

フルーツスコーン

朝ごはん、パートナーが200℃でトーストしたらよかったと言っていたのを思い出し、試してみたらいつもよりかりっとした気がする。

『九月と七月の姉妹』

シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』が好きな人は好きな話と文体じゃん、と思ったら翻訳者が同じで非常に納得した。ホラーやグロは苦手なのだけど、ずっと何かが起こる予感で満ちていて、薄気味悪さ・不安な雰囲気がただようこの種類の物語の、少女の目線で書かれたからこその世界の描き方、捉え方のおぼつかなさ、ある種の閉塞感と隣り合わせの全能感がにじみ出ている作品へのノスタルジーがあり、手にとってしまいがち。

上・山内マリコ『結婚とわたし』 下・能町みね子『結婚の奴』

SNSのおすすめ欄に上がってきた山内マリコ氏の文庫を購入した人の記事を見て、そう言えば読もうと思っていたのだとふと思い出し購入。図書館で借りていた能町みね子氏と続けて読んだほうが良い気がしたので、机の上に2冊セットした。まだ『結婚とわたし』の途中も途中だけど、すでに女性作家の配偶者エピソードとしてよくありがちだと認識している、なぜそのフェミニズムについての理解、実践、フェミニストとしての自覚を持ってしてもその男性と共に生きようとしたのか??という疑問の❓で頭が埋め尽くされてしまって、誇張表現もあるのかもしれないし、一方的に相手からかけられる負担が多いわけではないのかもしれない、もちろん相手にもすばらしい側面はあるのだろう、と想像しつつも、やっぱり読み進めるにつれて❓の数は増えていくのだった。いや、そういう人と共にあったとしてもあなたはフェミニストではない、とかそういうことではないし、それぞれの人にいろいろな事情があるというのはわかる、わかるのだけれど…書いてる(話してる)方はおもしろネタ提供のつもりでいるけど、読んでる(聞いてる)こっちは本気でびっくりしたり怒りが湧いたりしちゃって、でもそれをそのまま本人に伝えられる立場だった場合、ストレートに怒っちゃうと向こうはおもしろネタのつもりだったのに〜あるいはちょっと怒っては欲しかったけどそこまで怒られると帰ってそいつと一緒に暮らしてる自分が惨めな人間みたいになっちゃうじゃんやめてよ〜という展開にもつれ込みかねないので、こちらは友情を大事にするためにも、でもさ〜マリコフの言い分もわかるよ、わかるけどその「彼氏さん」(夫さん)もさ〜などとしたくもない男性側のフォローにまわってしまったりする一連の流れへの既視感…まじでなんなんだ…

そんなことを言いつつ、山内マリコさん=マリコフと知らぬまま、彼女のおかげでわたしはあやや(若尾文子)の映画に出会い、デコちゃん(高峰秀子)を知ったので…昭和のBGが大活躍しつつ小粋な大恋愛の末、最終的に「家庭」におさまる話も楽しんできてしまった自分とのバランスの取り方に今も悩む日々を送る人間がつっこむ話ではないんだきっと。

コールラビのマリネ、さきいかとセロリのあえもの(2回目)を作った。

@socotsu
そこそこ