3月4日

socotsu
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なんだかいつもより寝ている気がするけど目覚ましが鳴らないな……はっ、と起きてスマホを見たら案の定目覚ましをかけておらず、慌てて洗面台に行って鏡を覗いたら昨日食べた山芋卵黄生海苔そばの山芋生海苔成分を追いかけ汁を啜り過ぎたせいか、そこにはむくみでたいへんなことになった顔が。

山芋卵黄生海苔そば

悔いはないと言い切るには若干迷いが生じるけど、そばもうどんもひや派のわたしが次もまた頼んでしまうだろうなと確信しているくらい好きなそば。このメニューの開発元の京都の店は行きたいと思いつつまだ訪ねたことはないのだけど、テーブルが傾いておりお椀を乗せる位置を選ぶ・立ち食い、という条件付きなので、圧倒的に東京で食べたほうが安心感(?)がある。東京の店、永遠にこのそばを扱ってほしい。

年度末が近づいてきた。わたしの仕事は年度末にやり切らねばならないから忙しいというより年度頭の準備のために忙しいタイプの仕事なので、過年度末〜今年度頭の状況を思い出してすでに呆然としている。といっても常に繁忙期の人の繁忙期に比べたらまったく忙しくもなんともないレベルかもしれないが……プライベートの時間が多少あっても仕事の時間の割合が1日の多くを占めていると、頭の切り替えができなくて本を読む気力が失われてしまうことが多かったな、と前職を改めて振り返ってしまった。別に今もたくさん読めているわけではないが、それはインターネット等に気を取られているという理由も大きい。しかし積読を減らす前に他の読みたい本リストを更新し続け、図書館でも本を借り続けるし、積読を押し退けて新しくやってきた本を読むのでもうしっちゃかめっちゃかだ。もう本についての情報を収集するのが趣味、ということにしたいが、そういう人はたぶん多いだろうからいいのかな。我が道を1人でゆく自信がないよわよわ人間。

これは楽しみにしているハン・ガンの新刊。

パートナーがとても好きなタルト&パイのお店のタルトを買ってきてくれたけど、家にあるお菓子の量を考えてひとつっきりという抑制の利き方に、そういう判断が私には不足していることを再確認した。まあひとつもお菓子を買わないで家にあるものを粛々と食べるのが大正解なのかもしれないが、自分の欲望を曲げず、しかし在庫とも折り合いを付ける方法としてはベスト。タルトはやっぱり好きな味で、土台のタルト生地の固さ、上に乗ったフルーツと土台をつなぐまったく甘くないクリームのほのかな酸味に唯一無二感を噛み締めた。食べ続けたいお店。

パートナーの土産のパンをパートナーと一緒に友人にお裾分けに行く。おいしいものを好きな友人においしいものを食べてほしいという気持ちで行動しがちだが、足のはやい食べものってタイミングがむずかしいし、いつも渡してよいものかと逡巡しがちの人間。しかし昨日読んだ『さびしさについて』で植本さんが滝口さんのおうちに撮影で使ったお花をおすそわけするという行為について考え込んでしまうことをあえて相手に伝えてしまう書簡と、それに対する滝口さんのしっかりとした応答を思い出し、あのような関係性が築けていたらいいなと非常にこちらに都合のいい想像をした。そうやってぐるぐるしつつも(相手の様子をもちろん見つつ)えいやっと行動する方を最近はあえて選択する傾向にある。

帰り道に土佐文旦を売っている八百屋に立ち寄れたり、飼い主を待つ尻尾ぶんぶんゴールデンレトリーバーを見かけられたのもうれしかった。

パン、さきいかとセロリのあえもの、ごぼうのケッパー蒸し、焼いた鶏むね肉にプチトマトとマスタードをかけたもの

パートナーの土産のパン、水分を保った状態でリベイクせずに食べるのとてもおいしく、晩ごはんに炭水化物の禁を破る。今井さんの鶏むね肉ソテー、久々に作ったけれどやっぱり失敗なしの美味しさ。ピンクの粒マスタードのとがっていない酸味も⭕️

むいた文旦

毎年ワタの厚みの強情さに力仕事だったことを思い出し、薄皮のむきやすさにびっくりする。

@socotsu
そこそこ