外が暗い時間に起きたのが久々で、ああそうだったな、という諦念とともに、特に布団の中で駄々をこねることもなく、のろのろと起き、いつものように支度した。仕事の日は朝ごはんにのみ救いを求めて起きるので、休みの日以上に絶対に美味しいパンを食べたいという固い意思とひさびさに向き合う。昨日イートインした店でホールで買った胡麻のカンパーニュを分厚めに切ってそのまま、もうひとつの別のパン屋のくるみのパンも、両方トーストなしでの食べ方を家でも試したらやはりおいしく、とてもうれしい。バターやオリーブオイル、ジャムも一緒にどう?という誘惑は断ち切った。
ほぼ職場にだけ着ていく丈の長い中綿でもこもこしたコートに袖を通すと、いよいよ諦めがつく。職場までの道のりレポートをしたいわけではないのでこのあたりでやめるけど、ひさびさに出勤したところ、週の1/2ほどを過ごす席が年末までとは格段に違う寒ゾーンになっており、つま先の冷たさに午前中、背中を丸めてやる気を失っていた。後からまさかの暖房つけ忘れが判明したため、午後にはもろもろの不安は解消されたが、前の部署にいた数年前、建物の構造上、隙間から入り込む冷えがものすごく、仕事中もコートを手放せなかったことを思い出してしまった。
編みもの読書スイッチが同時に押されているので、昼休みに編みながら読むという行為をひさびさにやったら楽しかったが、これをやると午後に労働の世界に頭が戻ってきづらく、ややつらい。GINZAの連載を毎回楽しみにしている、読むぞ読むぞと思っていた朝吹真理子さんのエッセイにようやく手をつけた。ますます労働の合間に読む本ではない。3.11のとき、朝吹さんが将棋の対局観戦をしていたことを知った。
夕方、昨日わたしが入手しそこねて嘆いていることを知った友人から、好きなパン屋のパンをいただいてしまった。ありがたすぎて心のなかでびわ原さんのモグラスタンプを連打していた。おいしいものを分けてくれるひとたちのやさしさを胸に、冬眠したい気持ちをなだめながら生きる。
そしてありがたく受け取ったパンが気になりすぎて、晩ごはんに炭水化物の禁をやぶって少し味見をしたところとてもおいしく、うっかりパートナー分をなかったことにして数種類きれいに食べてしまおうかという悪だくみが頭を掠めた。ここに書くことで自制を試みる。なんでこんなおもしろい組み合わせのパンを考えられるんだ、そしてもっちりした生地だからこそフィリングが浮かずに合わさったおいしさになるのかな。ありそうでない気がする(噛みしめつつ)。群馬に気になるor好きなパン屋が複数あるので、もう行った方がいいのか?とも思うが、それぞれのパン屋は特に密集しておらず、車がないと移動は厳しい気がする。千葉を想像💭 SBSにまた木曜日にくるらしいけれど、平日ど真ん中はいけぬ…
酒徒さんレシピ本からリピート2品。茶碗蒸しの具はしらす。
油の量にビビりつつ、このつやつやと食感はこの量だからこそなんだろうな…しかしもう少し減らそうかな…という逡巡。前々から百合根がかなり好きな食材だったので、家で(百合根をスーパー等で発見すれば)気軽に調理できるのが嬉しい。ちなみに今回は三茶の八百屋で小さめ二つで298の百合根。
しらすをもりっと入れるのと塩ひとつまみでわりと味がついている気がするが、作った友人のいうとおり、味の塩梅が難しいところも。どうでしょうか。
食べこぼしあり🍞