以前から約束していた友人との好きなパン屋兼立ち飲み屋への遠足の日。駅からお店までの道のりも好きで、この川をこえる頃からソワソワし出す。
これは帰りに撮った写真。
『手の倫理』で「信頼」と「安心」のエピソードがいたくしみた、いつも「安心」したくて不確定要素を可能な限り排除しようとぎゅうぎゅう締めつけてしまう側の人間は、今回も待ち合わせ時間をやたらと早めに設定するという方法でその「安心」を得ようとしてしまった。しかし目的のお店には滑り込めたけど、油断しすぎて食べたいものが売り切れ、というかたちで詰めの甘さを露呈。友人は笑って許してくれたが、おおらかな周囲の人に助けられて生きていることを再確認した。自分と同じタイプの人がもう1人いると、一見合うようでいてたぶん落ち込むポイントも似てしまうという意味で、予測不可能な要素を楽しめる人の方がたぶん相性がよく、しかしわたしもそのように生きていけるようにじわじわと立ち位置をずらしていきたい。すぐ反省会を開いてしまうし深刻な話をところかまわず展開するパーソンです。
フォカッチャのこげめにわくわくする。汁気がなかったので全然いけたけど、最初はフォークだけで食べるのはむずかしい状態だと思っていたので、某洋食店のマカロニグラタンにスプーンを出してもらえないのと同じパターンかと思った。
昨日に引き続き緑の野菜全部ジェノベーゼにしたくなる。ふっくら牡蠣炭焼きのおいしさも込み。
クリームパンの代わりに食べられたラム酒のチョコ、お酒とチョコってとても合うけどそれぞれに危険なので今さらながらに背徳感がある。
ワインもどれも美味しく、特にオレンジワインと最後の梅酒っぽい白のまったりとした甘さが好きだった。
しかしパンテイクアウト側の列が絶えることなく、12時開店なのに15時前にはほぼ売り切れていてびっくりする。今日がたまたま過ごしやすい気候だったからなのか、最近週末ずっとこんな感じですか?こんど来るときは絶対取り置きの予約電話をかけてからにします、という決意。
帰りはタワーにのぼったり、
橋を渡りながら川と遠くの橋を見たり、
川の向こうに見えるタワーに目をやりながら、長々ベンチに座って話しこんだり。川の近くでだらだら過ごすのってよい。外で座っていても過ごしやすい気候と、気のおけない友人と過ごす時間のありがたみ。
本日のソメイヨシノ通信。来週末にかけていっきに開いてきた。お天気どうにか持ってほしい、、、