5月5日

socotsu
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1ヶ月に一度好きなパン屋のカフェの間借りでスコーンやその他焼き菓子を売るお店の営業日と前夜に気付き、休みの日としては少し早起きしてスコーンを買いに向かった。パートナーが起きてくる前に好きな食べものを買いに行ったり散歩したりするのもわりといいなと思いつつ、前日に集めた小麦製品が潤沢であるにも関わらず、品揃えに負けてあれこれ買い込んでしまう。

帰ってきて、昨日買ったスコーンの方を食べたらみっしり、しっとり、かつココナッツの風味がきいており、再訪を心に誓った。

底に対して垂直に切れ込みが入っているスコーン

この割れ方(割り方?)をしているスコーン初めて見た。

相談した結果、食べたいものと立地の関係からピクニックはしごをすることになった日

パックの寿司2つ まぐろやいくら、うに

お父さんと思しき人間に物理的にぶん回されている子どもを見ながら寿司を食べたりスコーンを齧ったりした。

空を覆う葉がしげる木々の枝

葉っぱの形が好きな🌳

岡野八代『ケアの倫理』とエトセトラブックスの赤いトートバッグ、赤いパンツ

色があっていた。書を捨てず外に出て緑を見ながら本を読むのによい気候です。マルクスが『資本論』で説いた再生産労働概念を評価しつつ、家事労働の重要性を無視しているマルクス経済学の限界を批判するゲイル・ルービンの論文『女たちによる交通──性の「政治経済学」についてのノート』を紹介するパートを読み上げてパートナーに意見を求めたりする。

家族は家族を取り囲んでいる社会を映し出す鏡のような存在である。それは個人と社会を結びつけ、社会に従順な個人を育てる場となる。社会全体が家父長制であり、そのなかの一単位として家族が存在しているのだ。

p.48

これはマルクスの部分より少し後の文章だけれど、これをいつも頭の片隅に留め置きながら、友人の交友関係についての話を聞いたり、話したりしたいと思った。

河岸を変えて、家の近くの公園でピクニック。シロツメクサとオオバコを見ながら、シロツメグサを見るといつも花冠が編みたくなるけど実家近くの田んぼ脇の土手じゃないんだから、と毎回こらえていることを思い返した。そして日が傾いたちょうどいい時間なのもあり、犬が周辺で集会をしたり、時折「遊んでくれる人間?どう?」と無邪気に好意を示してくれるので、ありがとうございます…と思いながら犬のやりたいように任せ、犬が離れるときに飼い主さんにありがとうございます…と伝えるという謎のボーナスタイムが発生した。お酒を飲みながら犬の散歩の様子を見るとか、そんな天国みたいなハッピーな時間があっていいのか?と恐れおののく。

野草に埋まるワイングラス

近くにあるほどいつでも来られる、とうっかりしがちなので、忘れないようにしたい。

@socotsu
そこそこ