僕は日本のコーチング業界の中では、年齢や流派などを超えてコーチたちが関わっていくハブのような役割を果たしたいと思っている。
2018年にCTIの門を叩きコーチングを学ぶ中で、気になることがあった。
それは「若いコーチが少ない」と言う事と、「若い、と言う理由で舐められている」と言う事だ。
今となってはコーチとしての自分に自信が持てていなかったからこそそういう風に世界を捉えていたのだろうと思えるが、当時の自分は年齢に対してかなり過敏になっていたようにも思う。
ICFグローバルの調査によると、世界157の国と地域から15,000近いアンケートをコーチから取ったところ、ミレニアム世代(1982~1996年生まれ)は全体の9%しかいないことが分かった。
圧倒的に上の世代が多いのが日本に限らずコーチング業界の特徴である。
これについては、3年前にnoteでも触れたのでご参考までに。
僕自身20歳からコーチングをやっているが、「若いのにコーチングをやっている」というのはかなり珍しく映るらしい。(なぜそう思われるのかいまだに分からない)
僕の好きなコーチングは誰かの特権でもなく、広く開かれているものだと思っている。
「そでこからはコーチングを受けたくない。若いし、人生経験がないから」とCTIの同期に言われたことは今でも覚えている。
今でこそ「そんなこともあったな」と思えるが、なぜ若いというだけであんな想いをせねばならんのか?そこだけは謎であり、自分はそういう「大人」には心底なりたくないと思った。
僕は、コーチング業界はもっとお互いが関われば良いと思っている。
コーチは個人でコーチングを提供していると思われがちだが、僕はそう思わない。
僕が提供するコーチングは、これまで出会ってくれた全ての人たちとの関わりから貰ったエッセンスを取り入れて、場に全て出していくからだ。
僕のコーチングは自分一人で完成されたものではない。人生全てがリソースである。
先ほどの酷いことを言ってきた同期から芽生えた怒りの感情も、一つのリソースだ。
コーチングというのが自分の器を引き出される場だと思うから、僕は生きる上で色んな人と話し、考えをお互いにシェアし、気づきを分かち合いたい。
そこに年齢や経験は関係ない。その人の見てる世界を知りたい。
最近になってこういった考えに自覚的になったからこそ、僕はCOACH Xを始めたのも、ICF理事になったのも、その理由が全て繋がった感覚にいる。
僕も色んなコーチと関わりたいし、そして同様に他の多くのコーチ同士ももっと交われば良いと思う。
何かピンと来た方がいればいつでも連絡ください。話しましょう。