諸行無常。仏教の考えで、意味は「世のすべてのものは、移り変わり、また生まれては消滅する運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ」である。
最近、変わるものと変わらないものについて考える機会が増えた。
街の風景、季節、感情、外見、在り方、価値、仕事、人間関係…
どれも変わり続けてきたもので、変わらないものというのはほんとに存在しないのかもしれない。
僕自身も年齢に応じて見た目も変化してきたし、考え方も変わってきたと思う。
そんな中で「変わらないもの」って何があるんだろうか。
きっとそれは目に見えないもので、形を伴わないんだろう。
そしておそらくそれは「変わらないように」しているものなんじゃないかと思う。
なぜなら意識をしないと、それらは消えていってしまうようなものなんじゃないかと思うから。
僕にとって変わらないようにしているものはなんだろうか。
死生観、コーチング中に着る服の色、大切にしたい人とそうじゃない人の境界線、Yes / Noと言うタイミング、両親とのコミュニケーション、1日1回は大爆笑をすること、迷ったらやる、楽しいかどうかで決める、人の喜びに金を使う…
考え方や価値観ばかりが挙がってくるが、別にここに執着する気はない。
明日には変わってしまっていることもあるだろう。
ただ、今まで、いつからか忘れてしまったが、変わらないよう大事にしてきたことたちだ。
僕の中でどうもこれらがブレる時「なんか違うな」と強く感じるのだ。
もしかしたら5年後や10年後は変わっているかもしれない。
それでも、その変化を恐れてはいない。今にフォーカスを当てていれば、未来がどうなろうと怖くはない。