週の真ん中(営業日基準)水曜日。休日でありました。
前の日に知識も経験も豊富で見識のある先輩と飲んだのもあって、自身の至らなさを改めて感じたのもあり、勉強でもしようかなと思っていたのだけれど、意思弱々(よわよわ)なのでのんびりしてしまった。
お昼は回転寿司に行ってシステムとメロンシャーベットを堪能し、昼寝をして、遅れも遅ればせながら配信の「ドライブ・マイ・カー」を観た。村上春樹は短編の方が好き(というか好きなものが短編なだけでどれも全部ってわけではないけど)なので、「女のいない男たち」も持っていたのだが、そのいくつかから題材をとり、映画にしたもの。
たしかによかった。「過不足のない」「適切な」セリフと演出。わかりやすさとわかりにくさのバランス。話の進むテンポと緩急。淡々としていながら核心が急にむき出しになるところ。個人的に村上春樹作品をよいと感じる要素のいくつかを表現しきったうえでちゃんと俳優や音楽や演出を載せきっていたなと思う。すごい。
カンガルー日和でも読もうかな。(一番好きな短編集)
話は変わり、友人の手紙に返事を書けていない。こういうぽっかりあいた休日にこそ書ける時間があるというのに。友人の手紙がそうであるように、日常の思いつくよしなしごとを書いて送ればいいだけなんだよなあ、みつを(最近これも通じませんよね)。とりあえずここでリハビリ。
一回り以上年下の子達と仕事をしてると、彼彼女らは遠慮なく自分たちの言葉を使ってくるので、それ何?とか文脈で察するとかでこっちは順応するんですが、逆はもう過ぎ去ったものなので今更キャッチアップしてもらうこともないんだよなあと思い、通じなかったらそれはそれでスルーという、それを我も年上の方々にさせてきたのだよなあと思いますね。もちろん社会常識系は教えるけども。
寿命がのびたからなのか時代なのか、どんどん全体に若く、あるいは幼くなっているなと思う。指摘、判断、指示、評価、みたいな人をある意味成長させてくれる諸々がどんどんリスキーになり自重・制限されてる結果のような気もする(もちろんそれによって生きやすくなった部分もあると思うけど)。
自由はいいし、指導もいいんだけど、他者にリスペクトのない者は馬鹿だ、と夏目漱石みたいに書いて置いとく。