風早巽さんの魅力に吸い込まれました

soko
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風早巽さんの魅力に吸い込まれました

表題通りの状況となりましたので、2024年1月30日現在の吸い込まれたての熱を記録に収めておこうと思います。

作品名あんさんぶるスターズ!!(通称あんスタ)の登場ユニットであるALKALOID様と、キャラクター名・風早巽さんの虜になった最初のきっかけはあんスタ!!アプリのメインストーリーでした。

杖のような人

ALKALOIDの年少メンバーである歳が二つ三つしか離れていない一彩くんと藍良くんを『若人』と呼び、自身を『アイドルとしてはほぼ終わっている』『足に爆弾を抱えている』と称する大人びた言動からは、若干18歳にして一世を風靡したあとのような残り香を思わせます。いやいやあなたも十分若い若い。なんてったってまだ10代ですよ、、、と、老婆心から励ましの声をかけたくなりますが、風早巽さんの醸す落ち着き払ったオーラはそれこそ常軌を逸したものであり、その根源は超えてきた場数の桁もさることながら、絶対的に帰依する存在への信仰心により裏打ちされていると言動行動の端々から伺えました。同い年の礼瀬マヨイさんが爆発的な才を秘める大輪の開花する前のつぼみであるならば、風早巽さんの大らかなふるまいは、既に開花した花が次に咲く頃合いがあるとしてもそれは大輪でないことを既に知っているかのような、まつりのあとにも似た落ち着きを放っている。ALKALOIDの年長組の対であるマヨイさんと対照的にデザインされているのが風早巽さんであり、社会的に経験も浅いALKALOIDメンバーを支え導く杖のような人であると感じました。

麗しいお顔立ちと印象

巽さんの麗しいお顔立ちもとにかく魅力的です。巽さんの髪色を見ればみるほど、夏の浜辺みたいと……思いました。夏の浜に注ぐ太陽の日差しを受けた海の美しい浅瀬色の髪に、左目の下に並ぶ魅惑的な二連星、スッキリとしたお顔立ちのシャープさや、笹の葉のようにスッとしなやかに伸びる切長な目元の印象からして当初は「このお方は少々サディスティックな一面があるのでは?」と推測していました。

ですが蓋を開けてみれば巽さんは生まれた瞬間から大らかさを備えていると勘違いしてしまいそうなほどおだやかで落ち着いた性格をしており、帰依する神への信仰心に裏打ちされた確固たる自己肯定感のようなものを備えていました。かと思えば、「俺はアイドルとしてはほぼ終わっている」と口にしたり、自ら選んで行動した結果についての悔恨を覗かせたり、顔立ち通りの割り切った発言を武器に外交を一手に引き受けたりと、清らかさのみならず場数を超えてきた人間の備えるしたたかな切れ者としての側面も覗かせる。ALKALOIDのリーダーは体外的には天城一彩さんですが、自身の命運を握る所属会社の上役・英智さんとのやりとりを知的にこなしたり、ライブパフォーマンス中でも実力差のあるメンバーの中間に立ち表出する技巧に強弱をつけられるなど全体を広く見通せる風早巽さんは裏の取締役なんだと思います。

センターとしての風早巽

風早巽はセンターもこなせるアイドルですな、と世の乙女のみなさまに高々と証明した『ムーンライト・ディスコ』と『UNDYING HOLY LOVE』は白眉でした。2曲はどちらもダンサブルなディスコナンバーですが、表面上はキラキラしたアイドルと芸能界の輝きに満ちていながらも中身はどこかどうしようもなく抗えない切なさを帯びている。哀愁をじっとりと含ませながらも楽しい方向に目を向ける作品性は、令和の世の国民性や風早巽さんの人間性や生き方や彼が信仰する神の愛の顕現なのかもしれません。どうにもならない理不尽があるしそれは避けられない、だしても今日まで楽しかったよ、あなたと過ごした日々は例えようもなくきらめいていたよ、あなたをとこしえに大切に思っているよ。風早巽の表出する天然とも呼べそうな純度を保つ無垢な愛は裏表もない無性を思わせるもので、危なっかしさや裏があるのでは? という疑念すら無垢な光の前に浄化されてしまいそうな程、洗練されています。潔白なまでの美しさと煌めきを放つ風早巽センターの作品群からは、怪我により一度はアイドルとしての生命を絶たれた風早巽こそ世に放てるメッセージ性が含まれていると思えてなりません。作品と接していると、世に生き、世に研磨されることで疲れ、くたびれ、やるせなくなる、どうしようもない気持ちが洗われ清浄とした気持ちになれるこの2作品は、アイドルの求められるこの疲弊した世の中とそこにもたらされる救いについて考えさせられる格別に尊い作品群です。

ダンスと歌声について

ALKALOIDのメンバー中で最長の手足を持って繰り広げられるダンスはダイナミックかつ繊細で、関節を曲げる動きのシャープさは穏やかな顔立ちや雰囲気と乖離しとにかく格好良く洗練されており、ひとめ見ればすっと水面をうつ水滴のように風早巽のモーションに問答無用で吸い込まれてしまいます。神の国の門は誰の前にも平等に開かれていると、牧師である彼は教学を授けてくださりそうですが、風早巽さんのパフォーマンス自体も導入は非常にクセが少なく口当たりがまろやかで安心感のあるものなのに、ひとたび目を奪われ一挙手一投足を微細にまで見ていると、挙動のうつくしさや表情の豊かな変化、メンバーを支え一曲の完成度を底上げする陰の立役者としての存在感など、底知れぬ魅力をこれでもかと感じることができる。

さらにこの底知れぬ魅力の深い海に、清らかで伸びのあるボーカルが加わります。風早巽の魅力をこれでもかと底上げしている圧倒的な『声』の存在です。

華やかさを持ちながらも大地から決して足裏を離さないような泰然自若とした発声は両のかいなでユニットをくまなく包容する大海原のようですし、歌声でお耳に流れ込んでくる繊細な高音の伸びは豊かな感情を含んでおり、風早巽が一筋縄の人間ではないと教えてくださいます。声優の中澤まさともさんのきらめくお声と天変地異をも抱擁せんばかりの穏やかかつ伸びやかなお芝居が、ダンサーさんのシャープかつ全身の挙動すべてに神経が張り巡らされた美しくもキレのあるダンスが、製作陣の方の細部にまで徹底したギャップと奥深いキャラクター造形が、風早巽をありあまるポテンシャルを秘めた魅力的な存在とたらしめており、ファンの心をこれでもかこれでもかと引きつけてくださっていることは言うまでもありません。

無垢な天然記念物との出会い

大仰な物言いになりますが、風早巽はとの出会いはまさに無垢な天然記念物との邂逅であり、清らかな風早巽とのふれあいである。アイドルが丹精込めたパフォーマンスを見聞きするとはすなわちファンとアイドルの絶対的なきらめきの交感ですが、風早巽さんが対象となるとこのファンとアイドルの間に、神の存在を強く感じます。風早巽さんや全人類をも強く肯定し決して揺るがない存在である、神の介在を意識するセリフか多いからでしょうか。ファンとアイドル、そして神の愛、三位一体に包まれた幸福な交感に包まれ明日を生きる活力が湧き上がる、これが風早巽というアイドルのふりまく無垢で無性の愛だとしたら……。

んーーすてきですね………ありがとうございます…………すばらしすぎます……ほんとうに……ありがとうございますhappy elements様……!(合掌、拝礼、amen)

以上、ALKALOIDを知ってから1ヶ月のわが身がナウで感じている風早巽へのインスピレーション感想文でした。ここまで読んでくださった方がおいでであればこの度はこのような世迷言にも関わらずご精読を賜り誠にありがとうございました。