自分が今通っている大学では,期末試験の返却がない.そもそも試験返却期間も存在しない(ちなみに自分が昔通っていた高専では,試験返却期間というのものが存在しており,全ての教科で試験が返却されていた).
一応採点された答案を見ることは可能ではあるようなのだが,担当の教科の先生と事務室に行かなければ見せてもらうことはできないようで非常に面倒くさい.
これって教育を行う機関としてのあり方としてどうなのかなと思う.試験のどこで何を間違えたのか学生は簡単に知ることはできず,復習もできない.問題用紙さえあればまだマシだが,基本問題と解答の用紙は一体となっており,答案の返却がない=問題も確認できない状態というわけである.
勉強するために大学に来て,勉強したその成果の確認をするために試験をしているのに,試験の結果を自分の目で確認することもできない,次に生かせないという最悪の状態である.加えてその結果で大事な成績がつけられるのである.昔Twitterで答案を開示してもらったら採点ミスがあったというツイートを見たのだが,そのようなことが実際に自分の身にも起こっているのかもしれないのだ.
もし多くの大学でこのような状況なら,どうにか改革をしないといけない.しかし変化を皆嫌うのでそう簡単に変わるものではないからとても悩ましい.