コーヒーで指をあたためながら聞く三度目のミズクラゲの話ぼくの名をかたちづくるという不思議くちびるすこしかさついている南極の氷が低く軋む夜 答え合わせが捗らないね風が吹く ゆびさきだけをからませる 堤防は日が翳ると寒い泥水であなたを洗う ゆるすのもゆるされるのも簡単だった○共有結晶vol.4に寄せたもの。短歌aida