Switch の最新作「風来のシレン6」が面白い。
シレン的なセンスがなさすぎて非常に難しいのだが、場面場面に応じた危機的状況の打破に対する打ち手は、回を重ねるごとに(死を重ねるごとに) うまくなってきたような気がする。アイテムやモンスターそれぞれの特徴に合わせて最もリスクの少ない形で、リソースを無駄遣いしないようにしつつ、しかしもったいぶらず(温存して死んだら元も子もない)その場を生き抜くために全力を尽くす、その判断力が求められる。
今は一旦様子見で潜ってみた魃の砂丘が難しすぎたので、一旦他のダンジョンを探索してアイテムを強化しつつ鍛錬する日々である。(今は救助待ちをしている)
定期的に新作が出ている印象があったのだが、実は前作が2010年と、しばらくぶりの新作だったんだね。
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風来のシレンといえば、小学生のころよく遊んでいた友達が、家に遊びに行くといつもやっていたのを思い出す。不思議なダンジョン2 風来のシレンは自分ではやっていなかったのに、音楽を正確に歌えるほど覚えている。しかし自分でやっていなかったのでダンジョンの全体的な構成はわからない。10歳〜11歳の頃の話だ。
その後、それがうらやましくて、しかし自分はSFCは一日30分というルールだったので、こっそりたくさんできるゲームボーイ版の月影村の怪物を買い、攻略に勤しんだ。内容は全然覚えていないが、結構たくさんプレイした覚えがある。前述の友人にこのGB版を購入したこと言った時、「風来のシレンは剣や盾がかっこよくてグラフィックが良いのに、GB版はそれがないからダメだ」(意訳) のようなことを言われた。よく覚えているな、と思うがこういう何気ない一言は言われた方はずっと覚えていたりするんだ (気をつけよう...と思う)。今思えば、きっとそいつもうらやましかったのだろう。
(↓まあ、たしかにね)
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SFCの風来のシレン1は、音楽があのすぎやまこういち先生で、非常に素晴らしいサウンドトラックだ。ダンジョンを進むに連れ、メインテーマがアレンジされる形で現れる。難易度が上がるに連れ、おどろおどろしい雰囲気を出しながら、メインテーマのモチーフが現れ続ける曲たちが非常に印象的でかっこよい。不思議なダンジョンにふさわしい構成だと思う。昔借りてPCに取り込んだオリジナルアレンジサウンドトラックは、今聞いても聴き応えがある。Amazonではもう高額になっているようだ。YouTube を探すと、出てくるが著作権的にどうなっているのか。絶版となり配信サービスにも乗っていない音楽のアーカイブの救済的措置として、公式にOKということになると良いのだけどね。
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名作が蘇り、バランスの調整をさせて新しく出てくるのはとても良い。
前作時代にはなかなかできなかったと思うが、今の時代ならば、アプデやDLCで新しいダンジョンを登場させる事もできると思うし、バランスを調整しながら長く育てていく作品作りができるようになるのでは?と思う。そのあたりまで現制作陣が考えているかどうかはわからないが。
しばらく楽しめそうだ。