ザ・ムービー
最近知ったんだけど、同じ劇場でやるパウ・パトロールでも無印でザ・ムービーとで別物なんだ。前者はただの現地のTVスペシャル? ちょっと長尺なエピソードを上映していて、今回の後者はちゃんと劇場版! って予算と多少スケールの大きい話をする。それにパラレルワールドっぽい? 確かに古来よりアニメの劇場版と言ったら単発のアニオリだもんね、ドラゴンボールとかさ
今回のパウパトは落下してきた隕石から超パワーを手に入れたパウ・パトロールと隕石から超パワーを得たヴィランと闘うという、人生で100億回ぐらい観た筋書きを100億回ぐらい観た演出とシーンでやっちゃいます。ハッキリ言ってパウパトである必要全くないし脚本のカロリーめちゃめちゃ低そう。パウパトがハリウッド脚本とアメコミに浸食される個人的には解釈違いなんだけど子どもたちは楽しんでたしそれでいっか。お話し的に、TVアニメのパウパトのメイン層(3~5歳?)より若干対象年齢が上そうなのは気になったけど…
ところでパウ・パトロールとは
所謂「子どもと一緒に見てたら親がハマる幼児アニメ」の系譜で、しかも動物×乗り物なので男児メインかと思いきや、実際のメイン客層は女児という懐の広いアニメ。女の子の子犬であるスカイがまずビジュアル面においてピンクで鮮やかで恵まれていて、チームで唯一の飛行属性と言う優遇ぶり(所謂もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな枠) そんなカワイイ×カッコいい上にコンプレックスに悩みながら前向きに乗り越えていく姿は正に女児にとっての次世代ヒーロー×ヒロインで実質主人公! そりゃ人気出るよね~因みに私はスウィーティーがすき
キャラ人気だけでなく、殴り合ったり勧善懲悪とかでなくて困ってる人を助けるほのぼの系なお話も好き…アメリカでなくカナダならではのほのぼの感があるのか? と適当なことを考えてしまう。こういうのでいいんだよこういうので
ところでザ・マイティ・ムービーの良かった点
パウパト史上最高にグリグリ動くケントのバギーとリバティのバイク! チェイスのパトカーの変形ギミック! これぞ男の子! バットモービルか怒りのデスロードばりのカーアクションなので必見
後はよくネタにされがちなケントの完璧リーダーっぷり。脚本の都合で頼れるリーダーと放任っぷりとがよく入れ替わるのはいつものことだけど、今回のベストケントは、ジュニアパトロールズのための思って彼らに解任を告げないという辛いシーンにあって、ジュニアの直接の指導者だったリバティに向けて
「君から言う? それとも僕から言う?」
This is ケント~~~~!!! 部下の意見と成長の機会を尊重しつつプライドを気づけない範囲で優しいフォローも超さりげなく行うという完璧上司! ケント~~~!! 私もこんなプロジェクトマネージャーを目指します。。