ジーン・セバーグが残したこの言葉。
「現代社会において人間として生きることはとても大変なこと」 /AURORAちゃん
そして、宇多田ヒカルのSCIENCE FICTIONを聴きながら、この人達の、人間の生き様について思いを馳せる
みんな盛り上がる時間だろうか どうしてだろうか 少しだけ不安が残ります /Traveling
考えすぎたりヤケ起こしちゃいけない 子どもダマしさ 浮き世なんざ /Goodbye Happiness
人生の岐路に立つ標識はありゃせぬ /道
愛は光 愛は僕らの神髄 私たちの細部に刻まれた物語 この星から文字が消えても終わんない /Electricity
宇多田ヒカルの歌詞は、喜びと楽しさの中に悲しみと寂しさが潜んでいる。共存している。幸せと不幸せとが
人生の一寸先は分からない。幸せだけ、不幸せだけの人生はないはずだ。宇多田ヒカルの世界観はずっとそれを貫き通している。片一方ではない、すべてを受け入れてこそ人生なのだと
幸せとは、宇宙の中のちっぽけな個人の人生に意味を見出す手段の一つなのだと思う。目的ではない、とようやく身に染みて実感する。幸せも不幸せも味わい人生を豊かにするのが生きる目的なのか…豊か、ってのは語弊があるというか、拙い語彙では当てはまる日本語が思い浮かばない
それでも一人の人生を終える時、よくやったよ、と自分で自分を抱きしめてあげられるような…は難しいかもしれないけど、誰かがそうしてくれるように歩んでいけたらいいな。そして私も、誰かの命にそうしてあげたいな
そうだ、悲喜こもごも。こんな人生であったと最期には思いたいかもな。文字も言葉の音もなんだか柔らかくてかわいくて、いい日本語だな