気持ちが落ちてて休職中に救ってくれたものの一つは、円頓寺で観た曽我部恵一の歌声とシャウトだった。これまでの人生で観た中で一番、奇麗で、美しくして、少し切なくて、カッコ良い、あんなシャウトやフェイクを出せる人はいない。彼が一言笑顔でYeah!!!と叫ぶたび、私の胸は締め付けられ、生きている実感が沸き、幸せで涙が流れてしまう
泣きすぎやろ
海辺のレストラン
恋人たち
コンビニとコーヒー
こわれそう
青春狂走曲
シルバー・スター
辺りで泣いてしまった。2曲目からもう泣いてるし恋人たちは音源含めて全くはじめて聴いた(ニワカなので...)のに泣き腫らしてしまってよく分からん。よく分からんのに涙が出るの、人間の感情は不思議だ。そしてそういう体験をしたいからこそライブに行くのだと思う
ああ 銀の星 今日も流れる
ニワカながら何度かサニーデイのライブには足を運んでるんだけど、彼らの中でもトップクラスに好きな曲の一つであるシルバー・スターはなぜだか出くわしたことがなかった。結構演る曲だと思うのだけど…
しかしMCで今日は1年前とは違う曲を…とのことだったのでほんの少しだけ期待(裏切られると悲しいから)していると出ましたENの3曲目! 泣いた
ずっと出会うことを待ち焦がれていて、いざ出会ったその時に、待ち焦がれていたそれまでの記憶がふっと頭の中に過る。会えなかったあの時やこの時の気持ちや時代が蘇り、遅れたのは悪いことじゃない、そのタイミングが今日この時だったことには何か意味があったんだな、と思える
アンコールが東京・コーヒーと恋愛・シルバースター・青春狂走曲と、ふーんセツナしない日もあるんだあと思ってたらやっぱり1年前と同じくWアンコでセツナして帰ってく様式美に今度は笑ってしまった。セツナ最高!
昨年はまだコロナ警戒が強くて声出し禁止の座席でライブだった。満を持してオールスタンディングで声出しで客とコミュニケーションを取れるのが心から嬉しかったのだろう、曽我部さんはとにかく喋っていた。サニーデイ・サービスです! とメンバー紹介を10回は天丼していたと思う。知っとるわ!笑
しかしやっぱりこうしてファン達と他愛のないやりとりができる日がまた戻ってきて本当に嬉しいんだろうな…よかったね……という気持ちと、ノープランのMC長すぎやろはよ曲演れや、という気持ちは両立する、残念ながら
この戻ってきた感覚、音楽といっしょにバンドそのものを愛でるこのアットホーム感がやっぱり苦手なんだなと思ってしまった、自分で書いてて最低だけど。だからスタイリッシュに音だけ楽しませてくれる洋楽のライブすき。いや、曽我部さん笑顔でよかったなと心から思うしサニーデイ・サービスの音楽とライブが好きなのは100%本心なのだけどね!?
ただ、この曲が聴きたい、この曲演らなかったな、とか思い始めてしまうとライブを100%楽しめない難儀な人間なので、念願のシルバー・スターを聴けたので一旦サニーデイのライブに毎回行くのは少し控えようかな、と言いつつ次のアルバムがまた最高だったら当然また行くんだろうな、とにかく今夜も最高でした、サニーデイ・サービス!