THE BATMAN
暗い、とにかく画が暗い。観れる限り映画は映画館で観ろ、というあたりまえの事実をあらためて認識した。自室のPC用43インチモニターで観ると暗いところで誰がなにやってんのかさっぱりになり、目に悪いとは思いつつも部屋の照明を常夜灯にしてなんとかデティールを上げることで乗り切った。
体格も含めてこのバットマンがフィジカルとガジェットで今後戦い抜いていくのかというと、そういうタイプじゃないなという感じは今までの映像作品と違って面白かったなと思う。
アルフレッドが全然枯れてなくてバチバチのイケオジみたいなビジュアルだったのは笑ってしまった、こんなアルフレッドもあるんだな……
BLADE 2
1作目と比べるとアクションシーンにはあまり力が入ってないかなという印象があり、それに反比例してクリーチャー!やるで!みたいなギレルモ・デル・トロの鼻息があちこちにかかっている感じがあってこんなに監督次第で方向性って変わるんだなと感心した。
はちゃめちゃに若いノーマン・リーダスのチャラさは絶対ロクな結末にならないだろうなという予感はそのまま当たり、役を当てるんだったらドニー・イェンの見せ場はもっと増やしてくれや、みたいなところはあったものの、バカみたいな「雪」の字は多分これ1周回ってデル・トロ流のギャグなんだろうなという変な納得があった。
王立宇宙軍 オネアミスの翼
実際問題観ていないなリストの上位にあり、一昨年4K版がリリースされたので買っておき、熟成した頃合いなので観た。
想像以上に森本レオがそのまま喋っていて、最後まで森本レオだったけどそこはあまり重要ではないというか話の転がし方をどうしたかったのか、みたいなところとマッチしていれば別にいいかなという結論。
40年前のアニメ映画と今のアニメ映画は根本的にやってることが違うので比較してはいけない、と思いつつもやはり画面の動かし方というかカット1つに対しての時間の使い方には極端な差があり、金のかかり方というよりプロジェクトの動機みたいなところが変化していってるんだろう、というアニメ映画今昔物語的な感想が浮かんだ。
あらすじについてあまり情報を入れておらず、Twitterをやっていると時折目に入ってくるロケット発射シーンの作画の話くらいしか前知識がなかったので、いざ観てみるとそういう筋書きだったんだという驚きと、この筋書きどこまで必要なんだ?という疑問はあった。
キング・オブ・エジプト
Twitterの映画クラスタフォロイーからの明らかに歪んだ評価を受けている作品。ネタ枠映画は当たれば当たるしそうでないときは本当にそうでないんだけど、久しぶりに本当にそうでなかったパターン。アルコール入りで観ていたら後半1時間はなんども寝落ちして少し巻き戻して観て寝落ちしてまた少し巻き戻して…を繰り返し、ラスト30分を残して一旦ギブアップしてしまった。
ジェラルド・バトラーが画面に映るたびに300のレオニダスさんですよね?という余計な感想が浮かんでしまい、全体的にどこに目をやったらいいのかという感じがあった。
アルコールが入っていれば乗り切れるものと、アルコールが入っていても乗り切れないもの違いはなんなんだろうなという疑問はあり、なにか映画に入り込んでいけない部分というかくだらなさがハマるときとハマらないときがあるな、という失礼な結論になった。