能登半島地震発生時、私の住んでいるあたりも軽微であるが長く揺れていた。震度4だったらしい。私は幸いにして今まで地震に遭った経験に乏しく（2023年までに経験した最大震度は３だ）、ただわやわやとするだけだった。大いに反省すべきだと思う---16時ごろ。正月らしい遅い昼食を食べ、PCの前でのんべんだらりとしていたらカタカタと揺れが始まった。我が家は線路が近く、電車の振動がよく伝わってくるので「またか」という気分でいたら、なんだか波のある気持ちの悪い揺れ方をしている。あ、これ地震か。デスクから立ち上がるも、何をすべきかわからず部屋の中央で腰を落として立ち尽くすのみだ。少しして隣の部屋から夫がやってて、落ち着いてドアを開け、揺れがさほどでもないと気づいた後はバランスの悪い棚を支え始めた。緊急時の対応能力の差が歴然だ。せめて、非常時の対応フローくらいは頭に入れておいた方が良さそうだ。鈍臭い人間は、多少過剰に備えておくくらいで丁度いいくらいなのだから。