飼育しているヤモリ(ガーゴイルゲッコー)が卵を産んでいた。
秋ごろに雌雄を同居させていたのだけれど、無事ペアリングが成功していたようだ。卵にライトを当ててみると、赤い胚の発生が確認できた。おおお。震える手で卵をケースに収めるも、室温はまだまだ寒い。保温庫がないため、ケージ内の温度が安定した場所に戻すことにした。
温度と湿度を程よい高さで保つこと以外、特に卵の管理に必要な作業はない。しいていうなら、卵の天地を決して動かさないことだろうか。爬虫類の胚は卵の上部で形成されるので、向きが変わってしまうと胚の発生が止まってしまう。基本的に卵を触ることはないので大丈夫だろうが。
順調にいけば、2-3ヶ月後には子ヤモリが出てくる予定だ。
このヤモリを飼い始めて6年になるが、初の繁殖なので感慨深い。正直なことをいうと、感動よりも怖さが勝つ。あまりにも「命」すぎる。