アヒルの仮組み
昨日作成したアヒルちゃんの型紙を印刷してマスキングテープで仮組みしてみた。思ったよりもきちんとフォルムが出ていて安心した。
高さは9cmほど。紙なのでカクカクしているが、布を縫い合わせればもう少しふっくらした形状になる見込みだ。
日本のWEBサイトはなぜゴチャゴチャしているのか
Mediumで日本語ダサWEBサイトについての記事を読んだ。日本のWEB界隈では楽天市場しかりYouTubeのサムネイルしかり、多数のフォントや色合い、文字装飾モリモリ、バナーや画像ベタベタで「やかましい」とよく言われる。
漠然と、その方がクリック率・購入率が高いからそうなっているのだと理解していたが(おしゃれなバナーはモリモリバナーよりもクリックされにくいと聞いた)、その理由について考察したのが本記事だった。日本のWEBデザインがダサくなりやすい理由として、大きく4つの要因が考察されていた。
①日本語フォントの開発の難しさ
アルファベットと日本語では使用する文字数が(常用漢字までとしても)言葉通り桁違いだ。26文字と6879文字(JIS, X 0208-1997)のフォント制作難度の差は、選べるWEBフォントの数にも反映されている。
スタバのサイトを例にとってみると、アメリカのサイトはフォントと画像を個別に埋め込んでいるのに対し、日本のサイトは画像と文章を一体化させた大きな画像として埋め込んでいる。クリックできる部分も、アメリカは文字単位なのに対し日本は画像バナー単位だ。
こう聞くと、日本のWEBサイトにバナー画像が多用されるのも頷ける。
②ピンキリな技術リテラシー
時折、企業内で現役のWindows XPやVISTAの話を耳にする。私が勤めていた製薬企業でも、古い分析機器にXPが接続されていれど、がっしりとしたは珍しくはなかった。比較的新しいものでもWindows 7が全然現役だったりする。これはハードに限らず、ソフトでも同様の状態がしばしば起こっている。
そんな、技術が新旧入り混じった状態がWEBデザイン足枷になっているのでは、というのが第二の主張だ。実際、官公庁などの旧システムが生き残っていやすいところのWEBデザインはダサいことが多い。
一方、デバイスの制約を受けない印刷物のデザインは悪くないことからも、この主張はある程度事実ではあるのだろう。
③文化的な側面
YouTubeの例にとると、日本式サムネはかなりの情報詰め込み型だ。内容とタイトルは全て文字ででかでかと書かれている。
サムネに情報量の多さを求めるのは、日本人が慎重型で、リスク回避や即決を厭う性質が欧米人に比べて際立って高い点と不可分ではない。サムネに込められたたくさんの情報を吟味して、”面白くない動画に時間を費やす”というリスクを避けたがるのだろう、というのが最後の主張だ。
④日本人は全体的に情報を捉える
加えて、アメリカ人と日本人・中国人の情報の捉え方の違いも影響しているのでは?という観点は興味深かった。日本・中国人は情報を全体的に捉えるのに対し、アメリカ人は一点に注意を向けるらしい。
そういえば、中国のサイトもどこか日本のWEBデザインに近しい気がする。こうして見てみると、③以外は中国にも通じる部分がありそうだ。思わぬ視点が得られて大変興味深い記事だった。