毎度、今回は余裕を持って読み切れる量だけ借りようと思うのに、気づけば2週間で読みきれないくらいの本を借りてしまう。
冊数もそうだけど、目についたままに手に取るのでジャンルがてんでバラバラなのだ。近い分野の本を読むのは割と時間を圧縮できるが、全く違う話を読むと頭の切り替えに時間がかかる。
早速借りた本を読み始めているが、朝日新聞出版の「副業おじさん(若月澪子)」が思った以上にアタリの雰囲気がしている。
副業元年と言われる2018年以降、特に近年はコロナ禍の影響もあって副業市場が活発化している。あちこちでマルチキャリアだのサイドワークだのが声高に叫ばれる中、本業外の仕事に乗り出したおじさんたちの実情を描き出す本だ。
まだ冒頭しか読めてはいないが、ホワイトカラーで長年キャリアを積んだ中年男性がアルバイトやソーシャルワーキングサイトを通じて仕事を探し、思ったように稼げない現実に撤退、あるいは自分探しの旅のごとく流転していく様は他人事ではいられない。
この週末にでも一気に読んでしまいたい本だ。