
紅葉シーズン到来です!
夏が暑すぎた影響か、ちっとも赤くならんな〜と思いながら、近所の山々の様子を日々窺っていたのですが、先日からぐっと気温が下がり、一気にカラフルになってきました。こうなるとハイカーは大忙し、じきに多くの山が冬季閉山してしまいますから、その前に数々の名所を巡らねばなりません。
11月頭頃がピークかな、と踏んでいますが、お気に入りの湿原へ行くための峠道が、ちょうどそのくらいに閉鎖されてしまう、と聞き及んだため、急いで向かいました。

秋晴れが気持ち良いです。よく整備された綺麗な登山道を通って、標高1400m付近を目指します。しばらくせっせと登っていくと…

湿地の入り口が見えてきました。そこそこ高いところまでやってきたので、予想に反してかなりいい感じに色づいています。きれ〜!
高層湿原といって、高標高で気温が低かったりすると、枯れ葉などの微生物分解がされないまま泥炭となり、それが積もり積もってドーム状に盛り上がった形状になっているタイプの湿原です。かなり特殊な環境なので、季節ごとに色々と変わった植物が生えるのですが、北海道の高層湿原には、氷河期遺存種の植物なども生えているそう。さすが北の大地、スケールが違う。氷河期の植物、一度見てみたいなあ。




夏場もミズバショウやニッコウキスゲなどが生えていて、天国みたいに綺麗な湿原なのですが、秋も最高に美しい場所です。ナナカマドがそこかしこで実をつけています、青空によく映えますね。
今は乾季で、水が引いて一面の草原のように見えても、実際は一面のぬかるみなので、木道がないとズブズブと沈んでいってしまいます。日々遊歩道を整備してくれている方々に感謝しつつ、ゆっくりと眺めて回りました。

枯れ始めて、アンティーク色になったオオミズゴケ。この湿地一帯をびっしりと覆い尽くしています。このオオミズゴケも、やがて泥濘の新たな一層となっていきます。途方もない話です。



ナラやモミジの美しいこと…!


秋の山野草の実は8割方赤いので、さすがに判別が難しいのですが、これはツルアリドオシの実。花は2つセットで付けるのに、実は1つだけという、面白すぎる植物なので、気に入っています。
別名は一両で、万両、千両……からの一両です。確かに確実に1つだけ赤い実を付ける植物なので、一両には違いないのですが、ネタ切れ感というか、無理やり感がすごい。昔の人の洒落への執念を感じます。一応縁起物になるのかな、いたるところで見かけたので、ささやかな良いことがあるかも。

多分ノイバラ。

多分マイヅルソウ。よく熟れていて、触るとぷにぷにしていて、美味しそうだった。

ウバユリ。中の翼果は半分ほど飛び立っていった模様。




いろんなキノコたち。キノコは本当にまったく見分けがつかないのですが、みんなそれぞれ違った可愛さがあるので、図鑑買って覚えようかな〜

しばらくブラブラしてから、おやつを食べて帰りました。山の上で温かい飲み物を飲むと沁み渡りますし、魔法瓶の凄さを思い知ります。