toC 向けのプロダクトをつくる会社で働いておいてこんなことを言うのもなんだが、基本的に他人の人生に興味がない。そりゃ幸せに生きてる人が多い方がいいとは思うが、基本的には誰がどこで何をやっていようが自分と妻の人生には関係がないから。
他人のゴシップに興味がない
滝沢なんとかというアカウントもミュートしている。他人の不幸は蜜の味とも言うが、味はしても栄養がない。誰が不幸になっても自分の人生が好転することはないじゃん。
他人の恋愛に興味がない
これに関しては、二十歳から妻と一緒にいて特に劇的な関係性の変化もないまま過ごしているため、自分のことについて話す機会もない。学生時代は飲み会で恋愛話が始まるたびに携帯を触ることになっていた。「いつも通りよ」以外に言うことがなく、なんか無理して話を振ってもらうのも申し訳なかったので。特に隠すこともないので聞かれれば話せることは話すんだけど、特におもしろい話がなく……すみません……。
他人の年収に興味がない
収入に関しては
家庭の幸福に足る額を稼げているか
将来的に増え得る要求値を満たすことができそうか
もしもの時の蓄えは持てそうか
が重要だと思っており、これはあくまで自分の中にある基準との比較になる。もちろん相場を知るために他の人の収入を参考にすることはあるけど、それ以上の意味はない。収入が個人の特性を表現すると思っていない（『業界 > 会社 > 組織 > 能力』の順で金額に影響を与えると思っている）ので、聞いても「へー、いいなー」か「そうなんだ」くらいの感情にしかならず、特におもしろみがない。
こうやって淡々と並べ立てると全く感情の動かない人間に思えるので一応補足しておくと、この "他人" というやつはグラデーションではある。自分に近しい人ほど幸せに生きてほしいという気持ちは強まるし、相談されれば親身にもなれるよ。
だけどまぁ、最近の SNS を見ているとみんなもっと他人の人生から興味を失うべきだとも思う。そのエネルギーを自分の人生を動かすような話に向けて、心の底から一喜一憂する方がきっと楽しいのではないか。