連休はオール喪中

spnminaco
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川べり、散りかけた桜の木

5月の連休はすべて身内の葬儀に費やされ、現在もその後の手続きやら諸々の作業の真っ只中である。約1週間経ってひと段落したら、ドッと疲れた。ストレスも半端ないっす。

そろそろだな…と予め準備をしてたつもりが、やっぱその時になると焦った。まずは深夜に病院に駆けつけて、その場ですぐ葬儀会社を手配しなきゃなかったこと。葬儀については葬儀会社にお任せすればいいと聞いていたし、事前にいくつか候補は調べていたけれど、なんとなく病院側も手伝ってくれるものだと思い込んでた。ところが、「既に決めてあるんですよね?」みたいな感じで、これは大誤算であった。

しまった!と大慌てでなんとか葬儀会社にコンタクトしたのだが、のちに葬儀前日になって、実は故人がとある葬送ホールの会員になってたと判明(そこも頼んだ会社と同じ系列だったけど、今回はルートが違って会員割引対象にならんかった)。とはいえ、お世話になった葬儀会社は至れり尽せりで、さすがプロ。葬送ホールにはホテルみたいに立派な宿泊部屋もあって、泊まる人はいないけど待ち時間にくつろがせてもらったし、その後の手続きや相続関係の処理代行サービスまで手広いから驚いた。

葬儀会社にお任せといっても、選択肢の中から色々と決めなきゃない。こういう慶弔ごとに疎いまま生きてきた自分にはさっぱりピンとこないけど、世間の常識がどうであれもう自分が面倒くさいことは知らんがなの境地である。集まる親戚も多くないし、こちらの都合優先でやらせてもらうことに。

但し困ったのは、既に墓を買ってあるお寺さんとの打ち合わせだった。これも盲点だった。戒名を付ける住職さんに「故人はどんな人柄だったか?」と訊かれても、うーん……何も思い浮かばない。呆れられてもそうだからしょうがない。その後の葬儀でお経を唱えるのを聞きながら、少ない情報をなんとか苦心してまとめたもんだな!と、申し訳ないけど少し可笑しくなってしまった。

可笑しいといえば、お寺で付き添いの葬儀会社さんに儀式的な段取りを説明されて、その通り順番に焼香するんだけど、自分から始まって続く参列者が少しずつ違う所作になっていくのが見てて面白かった。同じ振り付けを伝言していくうちにそれぞれ若干アレンジが加わって、あれ?そうだっけ?みたいなのあるある(そもそも自分が正しくなかったとも言える…)。

他にも怒濤の如く色々ありすぎて書ききれない。 葬儀の晩はヘトヘトに疲れ切ってるから、家族だけで食べるお弁当を注文するつもりだったが、あいにく連休中で店がお休みだったり直前の予約を受け付けてなかったりしてまた大慌て。でもあちこち探してやっとAホテルの日本料理店に辿り着くと、通常にないオーダーを快く引き受けてくれて、しかも予算内ですごく豪華で美味しいお弁当だった。おかげでまじ救われた…あそこに頼んでよかったと家族も大満足だ。お礼のメールしといた。

そんな感じで、あれこれプロに頼りつつも自分一人で進めなきゃないので、慌ただしくてまったく余裕がない。やること山積みでまだまだ先は長いのだった…。

 

 

 

@spnminaco
後ろ向き日記