勉強会終わりのいつもの居酒屋で、風が嫌だという話になった。風が強い日は良いパフォーマンスができない。たしかに。雨も嫌。雨の日はなんか身体が重たい。それもあるね。でも寒いのも嫌。寒い時はウォーミングアップをしっかりやっても身体が思い通りに動いてくれない。うんうん。と一通り話が盛り上がって、じゃあどうすればいいかという方向に話は進むんだけど、”これ”という解決策が出てこない。
そこで匙を投げて先生に助けを求める。
「風が嫌な時は、自分自身が風になってしまえばいいんですよ。雨の日は雨そのものになる。寒い時は自分が寒さになってしまう。そうすると身体はだいぶ自由になります。」
先生はそう言われました。