ゆっくり走ると、速く走れる

すぽらら
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勉強会で『走り』についての話があった。

私たちが一生懸命走っている時、カラダはその能力を持て余しています。わざと遅く走っているかのように、カラダの能力が存分に発揮されていない。それはまるで自転車に乗り始めた小さい子供が、軽いギアでペダルを勢いよく回すように。ペダルはシャカシャカと猛スピードで回っいるのに、ギアが軽いままなのでスピードが全く出ていない。私たちはたいていそんな風に、一生懸命走っています。

私たちはただ、走る時のギアの上げ方を知らないだけです。それを知っているのは、カラダ。だからカラダに聞くしかない。ではどうしたらカラダは教えてくれるのか。

誰かに何かをお願いする時、「手ぶら」というわけにはいきません。相手方の好きそうな菓子折りでも持って。何かを教えてもらう時は、そういうことが大切だっりします。ではカラダはいったい何が好きなのか。

それは、”気持ち良さ” 。カラダはいつだって気持ち良さを感じたい。だからカラダは、僕らにもっとゆっくり走ってもらいたいのです。ゆっくり走るとカラダは気持ち良さを感じることができる。私たちがゆっくり走って、カラダが気持ち良さを感じると、カラダは私たちに『ギアの上げ方』を教えてくれるのです。

そういう話だった。ゆっくり走っても『ギアの上げ方』がわからないのは、まだまだスピードが速すぎるから。長い間酷使されてきたカラダは、そのぐらいの ”気持ち良さ” では納得してくれないようです。

もっとゆっくり。早歩きよりゆっくりでも大丈夫。

明日の朝まで走るつもりで。

@spolala
スポーツの上達を探る人。頭の中の整理整頓。