このブログを始めて、誰にも見られない安心感と、誰にも見られない寂寥感を味わっている。
これは矛盾しているように見えて、どちらも正しい。人間は単純ではないが、シンプルではある。
ここに書いて、これを下書きとして、またどこかに、人目に付かない路地裏なんかで晒したい気分になる。
ここは、ベランダに干されたパンツみたいなものだから。
一人で遊ぶのも、そりゃ楽しい。自由だし、気配りも要らない。何より邪魔が入らない。感覚を自分に向けられる時間。
ただ、いつも一人ってのは、やっぱり寂しくて。態々気遣うようなら面倒には思うけど、心地のいい間柄の人とは、語り合いたいときだってある。
いつも一緒じゃなくていいけど、ちょこちょこ一緒に話したい。そんな人と出会いたいから、見つけてもらいたい。そう思う。
そう。思ってしまう。
なぜ、自分から声をかけないのか。見つけてもらうのを待っていては、見つからないものではないのか。
そんなことも考える。
いや、昔は探していた。自分からも動くし、人に見つけてもらおうともしていた。ただ、成果があったかでいえば、結局はなかった。
あった、と思ったら、いつの間にか消えてしまった。掴めば良かったのかな、と思いつつ、なんだかそれも変な気がして。
だから、結局。
こうやって、ちまちまと文章を書くに至っている。
でもまた、そろそろチャレンジしたくなってくる頃合い。春だからね。
また、動いてみようか。