何かを学ぼうとするとき、何か欲しいものがあるとき、何かしらの感情が湧いてきたとき。要するに、「意志」が発生したとき。
その「意志」がどうして生まれたのか。
それを知っておくと、実は何かと便利だったりする。正しいわけでもなく、効率的なわけでもない。ただ、シンプルに便利なのだ。
意志の発生由来は、細かくすれば、再現がない。けれど、大きく3つにわけることができると考えている。扇動、承認、本能の3つ。
扇動は、唆されたり焚きつけられたことによって、生みだされた意志のこと。誰かに言われたから、周りのみんなが持っているから、煽られたから、などなど。周囲と同じでないことへの「不安」がキーになっている。周囲を見て学習するのは大事なことだけれど、必要かどうかはまた別の話。
承認は、一言で言えば「愛に飢えている状態」と言える。そして、この場合は、欲しいものを手に入れても、その穴が満たされることはほぼない。満たされたと思っても、穴に底はなく、また穴が生まれる。本人は、「まだ足りないんだ」と錯覚する。愛はお金にならないし、お金は愛にならない。
本能は、衝動的で根源的な意志。理由を探しても理由がないのが特徴だ。好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いでしかない。それぐらい理由のない欲求、意志は、自分にとって重要な要素であることが多いため、なるべく実行に移すことを勧めたい。ただ、この意志は周囲からの邪魔が入ることもしばしばあるため、自ら大切に扱う必要がある。
この3つの内、どれに当たるかが分かると、自分のコンパスの制度がどんどん上がっていく。人生や毎日がどんどん楽しくなってくる。
本当におすすめしたい。