Amazon Prime Video『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(2023年/日本)
人の記憶を本のようにして読む特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴が、この世で最も「邪悪な絵」と言われる「黒い絵」を求めてルーブル美術館に向かい、そこで出会う奇妙な事件を描く。
「岸辺露伴」とは、荒木飛呂彦氏が長年描いているマンガ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する人物であり、そのスピンオフ作品として2011年に出版された同名マンガの映画化となる。
私は『ジョジョ』のファンであり、そのマンガも当時購入して読んでいたが、その時は正直、物語に出てきた「黒い絵」や大元の人物などの「そもそもなぜ?」の部分が見えなくてイマイチ分からない印象だったが、映画ではそれが描かれていて、今になって物語の全貌を知ることができた。
原作のファンでも楽しめる、むしろ読んだ人なら映画も観るべきというものだった。