去年、入院しました。手術もしました。
べつに大した症状ではなかったし、私はいざとなると図太い性分で、
落ち着いて過ごせた方だと思います。
しかしというか、だからというか、
病院での生活というのは、色々とこう...
周囲の方々を見ていても、辛くて困って心細い方々にとって、
なかなか厳しい部分も多いなというふうに感じました。
お医者様も看護師さんも、一生懸命です。
そこに不満があるわけではないのですが、
細かいレベルで環境的に行き届かないところが、
どうしてもあるよなーと...。
これはおそらく病院だけではありません。
他にも、同じようなケースはたくさんある。
誰がそこを改善できるのだろう?
誰が「そういう視点で」ものを見ているのだろう?
仮に誰かが見るとして、そんな資金も時間もないから、
今のままになってしまっているのでは?
要するにコストだろうな。そうは思いますが....
私は今、設計者としてユーザビリティを見ています。
ただ、この時代においてもまだモノベースの経験が多く、
システムに関する知識はほとんどないです。
元々が、機械音痴だからこそ飛び込んだ世界です。
自分のようなリテラシーの低い人間にも
(※もっと低い人がいることは知ってます)
技術の恩恵を受けらるような世界であってほしいから。
要するに、技術者としては素人レベルと言わざるを得ません。
恥ずかしいことです。
だけど、素人なりに、ずっと感じていました。
システムだけ見ていても不十分だって。
人間とモノとシステムの共生という視点で見ないといけない。
これはかなり大変ですが、社会を見ていると、
ニーズにあふれているように感じます。
所詮はうだつの上がらない落ちこぼれサラリーマンの私ですから、
大したことは考えられていないのでしょう。
だけどやってみたいと思ったのなら、始めてみたっていいでしょう?
まずは仲間を探すところからです。
立ち上がりはきっと非常にゆっくりになるでしょうし、
何も進まないうちに立ち消えになったり、
運よく進んでもすぐに頓挫しそうになったり、
実際に頓挫して消えてしまったり、
いろんな可能性があります。
そもそも私が勇気を持てず、最初の一歩を踏み出せずに終わってしまうかも。
だから、一応、ここに書いておこうかなと思います。
誰かに言ってしまったら、なかったことにはできないから。
今の仕事の未来が見えず、技術は人を幸せにしないのではないか、
少なくとも今の延長線上には...と思っていた私に見えてきた、
もう一つの未来。