最初の一歩、コンタクト。
かつて一緒にお仕事していたとき、
私はリーダーで、その人は勉強熱心な人だった。
別の会社にいたその人は、のちに昇進し、レクチャーできる専門家になった。
少し前に、私はその人の講義を受けた。
興味深いお話があった。
まずはその人にコンタクト。
講義のおさらいと、ちょっとした握手を。
育児がスタートしてから、研修には消極的になった。
業務時間外の研修は、基本的には受けられない。
これは私の家庭に特有の事情である。
私は自分の都合で時間をもらうことを非常に主張しにくい関係にいる。
そして業務時間内のものも、業務に影響を与えない範囲に収めるために、
受講はかなり慎重になる。
なぜなら、その時間でできたはずの業務を、
別の時間で調整しなければならないからだ。
残業は少しずつできるようになったものの、まだ決して多くは取れない。
調整の自由度は、それほど高くないのだ。
裁量労働のため、業務時間外に家で仕事することはできるが、
家族からは「家族と過ごす時間を軽んじる行為」とみなされ、
緊急事態でもない限りは避けるように、強めに言われている。
もちろん全ては私次第なので、人のせいにできることではない。
家族が何をどんなふうに言おうとも、大喧嘩してでも離婚してでも、
仕事に時間とエネルギーを注げる人はいる。
私はその選択をしていない、あくまで自分自身の問題ではあるけれど...。
この一年あまり、業務時間内にあまりにもたくさんのタスクがあり、
どれも整備されていないために混乱の中で時間内に終わらない仕事と
格闘する日々だった。
そんな中、少しずつでも、整備を続けて状況を整理して、
周囲から少し嫌われるリスクを背負いながらも、
最初の一歩を次に繋げるためのインプットに時間を割いた。
役立ちそうなインプットに時間を割けるようになった。
消えかけていたモチベーションを、
新しい方向性に、少し芽生えさせることができた。
まだ踏み出してはいない、0.5歩めと言ったところ?
そんな仕事始めの、しずかなメモ。