ファンになりたい。
こう、激烈に、「◯◯のファンです!」というものがない。追っかけとかぐらいの情熱。
好きは沢山あるのだ。好きになると、それなりに長い。長く穏やかに愛する。天野月(子)さんはもう15年くらいは追っているし、森見登美彦氏は新刊が出ると普通に買った分とサイン本買うこともある。有頂天家族第三部、いつまでものんびりお待ちしております。しかし、実物にあったら気絶するだろうなという情熱はない。前述の森見登美彦氏の講演会でサインの列に並びお声をかけた時も、私は比較的冷静であった。森見氏の穏やか良い人オーラが、私を落ち着かせた可能性はあるが。
好き方に優劣はない(粘着でなければ)。しかし、熱狂的な好きを味わってみたいと薄々思っている。微熱愛(byヴィラン)で生きている身としては、熱に浮かされた人々が外に発散しているのを見て、うらやましく思えるのである。ほら、薄い本を出す勢いとか、ライブや舞台公演に全通するとか、ファンイベントに参加するとか、そういうやつ。