推しはフルネームで呼ぶ。
別に推しの名前の響きが美しいと思ってるなどということはなく、おそらく、忘れないようにだと思う。
なんせ、もともと人間に興味がない。人の顔と名前はガンガンに忘れる。忘れるというか、覚えない。
漫画や小説も、読んでいる間は人物の名前など忘れないが、読み終わったら急速に思い出せなくなる。いや本当に、清々しく。友人も同じ質なので、「あれ面白かった」「私も読んだ」「あの人が好き、あの、◯◯した人」「好き。あと、その友人」「わかる」と言う、ふわっふわした会話をすることになる。ある意味でネタバレに配慮している。我ら偉い。
まあ、そういうわけで、せめて推しの名前くらいは忘れるまいとして、フルネーム呼びなのだろうと思う。たぶん。
その名を、心の墓標に刻みましょうね。