今年の総括ってすべきなのか? この歳にもなると、去年も今年も百年後も渾然一体としている。ポケモンにハマったのは去年からだか一昨年からだかだったか?ゾロアたんは私の天使だ。
大きな話といえば、人里に出た。Twitterでひとりで茫洋としていたのだが、この泥舟はヤベェなと思い、河岸を変えたのだ。次の住処の名は「ノベルスキー」と言う。落ち着いた緑色と可愛らしいノベルスカヤさんが決め手だった。その結果、人とは交流するものであったと思い出した次第である。昔、いろいろあってネットで不特定多数と関わるのが億劫になっていたのだが、現状は心地よい距離感でタヌタヌとしている。手帳を書いてみるとか、万年筆でする書写だとか、久々に小噺を作り出したりとか、架空の神を崇めるとか、新しく愉快なことが増えた。うん、よきよき。
小さなことで言えば、長らく頻度を減らしていた美術展博物展通いと舞台鑑賞を再開した。元々はこれがいちばんの趣味だったのだ。毒展で親友と緊急事態宣言前ぶりに会えて、蓄めに蓄めた『一緒に行ってたかもしれないイベント』のお土産も渡せたし、新約リリウムの後に同行者とケーキを食べながら頭を抱えたのも久々の感覚だった。
新しいこともあるし、昔からのこともあるし、そこそこに良い年だったのではないかと思う。
来年も、そこそこの栄光あれ。