無配の話

たぬきA
·

ノベルスキーオンリーイベントに付随する企画で、無配を作った。

この一文で意味のわからない人は、読むのをやめてかまわない。身内ネタのようなものなので。

で、ちょっと解説というか、補足というかを書いてみようかと。

まず、「めけめけ様の噂」、これが現代パート。ノベルスキー分室でめけめけ様が盛り上がった時に書いたものを、ちょっとてにをはなり表現なりを直したもの。都市伝説や実話怪談調にしたかった。古道具屋の主人とご友人は、大昔に書いてた一次創作の子たちです。人間じゃないですね。

次が「めけや」、内田百閒の「のらや」に寄せようとしたもの。めけめけ様を「めけや、めけや」と探してる、姿なき人。「私」は実は「めけ」も「野辺先生」も見たことないです。でも、いると思ってしまった。

三つめ「見附けの箱」、贋作今昔物語と銘打った通り、さも古典にあるかのようにめけめけ様の最古の話を作りたかった。最初のめけめけ様は箱の中におわしたんですね。箱に入っちゃうめけめけ様、可愛いね。

で、現代パートの「僕」とゼミ仲間に帰ります。教授のお家には見つけるのが上手な「めけ」ちゃんがいます。今日も元気に「みぇーけ、みぇーけ」と鳴きながら、教授の奥様が隠したチュールを勝手に見つけて食べてます。

ゼミ生たちが言及してた能と落語も、そのうちでっち上げたいです。

@ssazu3210
このアカウントはフィクションです。実在の人物・事象とは関係ないと思います。