峰不二子には、缶の生ビールではなく、オシャンで可愛い名前と見た目に反してアルコール度数のえげつないカクテルをさらっと飲んでいてほしい。たとえビールを飲んだとしても、本場ドイツやベルギー風のジョッキか、クラフトビールをお願いしたい。缶ではない。
電車内の吊り広告を見て思った次第である。
峰不二子に夢を見ることに、男も女もない。不二子ちゃんは我々全ての人間の夢の女なのだ。
ルパンが狙うお宝の謎の鍵を握る少女（およそ10歳くらい）になって、なんやかんやあってルパン一味の拠点で匿われることになり、夜同じ部屋で寝ることになった不二子ちゃんに「ルパンおじさんとどんな関係なの？」と子どもの好奇心で聞いて、上手いこと躱されたい。私はテレビスペシャルでは『くたばれノストラダムス』が一番好きなのだ。
峰不二子は言うまでもなく女狐だし、それなのに可愛いところもあるし、ずるいけど抜けてるところもあり、筋を通すところもあって、最高なのだ。物語の終わりには満足のいく釣果を掠め取って颯爽と去ってく姿は、自由で強い女そのものだ。
ああ、峰不二子よ、永遠に我々の夢の女であれ。