少年社中「テンペスト」を見てきまして。
少年社中は初めてだったのですが、とてもいい舞台だった。ネタバレになるので多くを語ることはできないが、劇中への誘い方が上手いな、と。現実の客席と、劇中の劇団と、劇中劇の筋書きと。構造がエグい。板の上には魔物が潜むぜ(by Creepy Nuts)。
今回の「演劇とはなんなのか」とか、文豪とアルケミストであった「小説と作者と読者はなんなのか」とか、創作や表現の闇と光の話は、とても好きだ。それらを好む者、少しは生み出す者として、胸に迫るものがある。
なぜ演じるのか、なぜ書くのか、なぜ観るのか、なぜ読むのか。希望はあるのか、絶望に落ちるのか。
私達は、それらをぐるぐる廻りながら、関わり続けるしかないのだ。