ティータイムを君と

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時間は待ってくれない。

もう、2024年に足を踏み入れてしまった私達。

後戻りは出来ない。

最近、立て続けに良くない事が起きている。

そのせいで塞ぎ込んでしまっている人もいるのではないか。

私もその一人だ。

個人的にも、世間的にも良くないことが起きていて苦しい。

でも、そんな時貴方は言うんだ。

「ティータイムはいかが?」

キッチンに漂う甘い香り。

お湯がぽこぽこと音を立てて湧き、紅茶を入れる音がする。

そんな音に耳を傾けながら、ふと思い出す。

貴方が滅入っていた時、私は静かにホットミルクを作って机に置いた。

きっと貴方の目には今の私が辛く見えているのだろう。

なんでも、お見通しな貴方には敵わない。

そう思いながら、紅茶を飲むと身体だけでなく、心までゆらゆらと満たされてゆく。

そう、辛い気持ちや苦しい気持ちに無理に立ち向かう必要はないんだ。

あたたかな時間に身を任せて。

「君もティータイムはいかが?」

@ssnn_929
貴方が私の言葉を好きと言ってくれたから。