日本語にまつわるあれこれ

sstygo12
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日本語って難しい

日頃から正しいと思い込んで使ってる言葉が実は正しくないことはわりと頻繁にあり、普通に生きるうえでは別にまあ、言葉って変化するものだしね、ニュアンスが通じたらいいよねとは思うんだけど、小説に使用するとなると、途端に重みが変わってくる

よくある「煮詰まる・行き詰まる」の間違いや、また誤用が広まりすぎている「おもむろに」「あざとい」など、そういう言葉は〝読み手にどの認識で伝わるかがわからないから〟という意味で使うのが難しいと個人的に思う

えろいシーンでよくある「感じ入る」は「しみじみと感心する」という意味が正しくて、「深く感じる様子」ではないそうだよ 

そのように間違えたまま思い込んで使ってしまってる言葉って、自分でなかなか気付けないから困る 知らない言葉なら意味を調べて使えるけど、正しいと思い込んでしまってたら調べようとも思わないし

先日遅ればせながら三浦しをんさんの「舟を編む」を読みました とても良い本だった!そしてそのときに司書さんに「舟を編むと一緒にどうぞ」とすすめてもらった本がこれ、「ことばハンター」

この著者の飯間さんのツイッターフォローしてる!!ってなって、こちらも借りたんだけどこれもとても良かった、おもしろかった!ふりがなたくさんで小学生でも読める本かも

ことばって奥が深くてすごくおもしろい

すっかり辞書に興味が湧いて、このことばハンターの飯間さんが編集に携わっている「三省堂国語辞典」を買おうと思ってます

インターネットで検索するだけではなく、もっとわかりやすいことばで記された辞書を読みたい! すっかり触発されている

舟を編むの作中で辞書に使用する紙の質に言及したシーンがあり、手触りやページのめくりやすさなどにこだわっている描写を読んで、実家にあった広辞苑を思い出した 

たしかにトレーシングペーパーみたいに薄いのに透けなくて、紙同士がくっついてもこなくて、めくりやすくて、手触りがきもちがよかった 小学生のわたしはうっかり破ってしまわないか、少しドキドキしてたなあ

辞書、日本語、奥が深いな〜

ことば繋がりで。

これはとても良い辞典なんだけど、わたしの書く小説に採用するにはちょっと単語が浮いてしまうというか、なかなか扱いが難しい、美しい日本語が勉強出来る本 眺めているのが楽しいのでおすすめです

感情類語辞典とか日本語辞典は電子でも何冊か持ってるけど、やっぱり紙でパラっとめくって目に入った言葉を読むのがことばを増やす気がするよね

勉強したいぜ

そういえば、最近翻訳して小説を読んだとご感想を言ってくださる方がいらっしゃってとってもうれしい

前々からちらほらいらっしゃって、外国語圏のかたにフォローしてもらってもわたしのアカウントにはイラストは載らないから申し訳ないなと思ってたんだけど、どうやら小説を読んでくださってて、すごいなって思ってた

翻訳して読んで「こう感じました」と言ってくださった内容にわたしが表現できたらいいなと思ってる五感とか質感とか、そういう描写に言及してくださっていたので、翻訳ってどうなってるんだろう、伝わってうれしいな、すごいなと思ってます、すごい ありがたい 感謝🙏

ことば、みがきたい!

@sstygo12
夕顔/電車が遅延したときにでも読んでください/なにかあれば→wavebox.me/wave/2jpsj4njnxdtrrno