分かり合えない誰かに思いを馳せるって。

stake5
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世の中の事柄すべてについて自分と同じ意見を持っている人もいないし、同じようにどんな分野についても賢く在れる人もいない。

好きなアーティストが信じられないようなコトを発言したり、大切な友人がいつの間にか変わってしまったり。

そんな時に1つの事象や意見を切り取って、「こんな意見を持っているなんて信じられない!」とか「何考えてるんだろう?」とか、ふと湧いてしまう思いはあったりするけれど。

その一事をを持って勝手に落胆したり、評価したりしないのって大事だ。

人を意図して傷つけ貶める発信や行動は別として、自分とは違う意見を持つ人の背景に思いを馳せられるように。(「ちゃんと想像する」ってカロリーが高いから、わりと避けちゃうこともあるけれど。)

ぼく自身だって、ある立場の人から観たら圧倒的に愚かだろうし、ほとんど触れたことがない分野では誰かを失望させる発言だってするだろう。

対話を通じて、すべての人と分かり合えるなんて思わないし、そもそも対話が成立しない・対話する必要もない間柄もあるだろう。

けれど「分かり合えないこと」も前提に、それぞれの色を持つ人たちと同じ世界の上で生きていくために。

自分の持っている意見や情報については常に疑いを持っていたいし、いろんな人が見ている・感じている世界を想像する力は持っていたい。