手塚治虫さんや宮崎駿さんのような。音楽で言うとBEATLESやマイケル・ジャクソンのような。ビジネスで言えばジョブズやビル・ゲイツのような。
もはや「その上に世界にある」ことが、当たり前だったモノのひとつが「鳥山明」だったんだと思う。
ドラゴンボール、クロノ・トリガー、ドラゴンクエスト…
直接描かれたものだけでも、鳥山さんの描いた絵に、絵の先に広がる世界にどれだけワクワクさせてもらっただろう。
ONE PIECEやNARUTOみたいな直接的な影響下にある作品だけじゃなく、マンガ・アニメ・ゲームっていう鳥山さんが関わった分野だけでもなく。
「鳥山明」の影響は「創る人」にとって、きっと敢えて触れる必要もないくらい当たり前にリスペクトし前提にしてきた偉大な世界の礎のひとつになっていたんだと思う。
彼が生み出した概念は、感情は、世界観は。
今や「それがなかった」っていう仮定が効かないくらい、きっと「世界を変えた」
今日からは、ひとつの大きな転換を作り出した人が去った世界だ。
けれど、その存在を引き継いだ人たちがこんなにも沢山いる。
最近は見ていて辟易してしまうことが多いSNSだけど「意思を継いだ人たち」の存在を、言葉を目の当たりにできるっていうのも、これだけ幸せなことなんだ。
落胆に溢れる世界に、希望を生み出してくれた鳥山明先生に、あらためて心からの感謝を。