針を見ない

starfield
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この何年か、定期的に大学病院へ行く用事がある。

当日の外来患者の合計人数が壁に貼ってあるんだけど、今日は自分含めて2500人ぐらいだった。コロナ禍真っ最中の頃は1000人台だったのに、大変な混雑ぶり。

私は「絶対に針(注射針)が見れない人」として申し送りされているようで、いつもそのように配慮されている。

採血や注射の時は天井のほうを見ているようアドバイスされ、点滴したときは上からそっとタオルを掛けられた。

見てしまうと痛みが倍増するような気がするので、治療当初「非常に怖いです」と言ってみただけなんだけど、血を見るとバッタリ倒れるタイプだと思われているのかもしれない。

長く通っているので、トータルでもう何十回も針を刺されているのだけど…幸いなことに一度も、肌に刺さっているところを目撃したことがない。

これからも見たくないので、感謝したい。

注射針は、自分の体調とか、打つ場所とか、打つ人の技量(やはり、新人ぽい人はすぐわかる。)によってはめちゃくちゃ痛いときもあるし、感動するほど何も感じない時がある。

おみくじに挑む気持で「今日はどうかな」と採血室の椅子に座り、天井のほうを眺める。

なんと今回は数ヶ月に一度レベルの奇跡が起きて、ほとんど痛くなかった!

たいへん嬉しかったので、手羽先の唐揚げを買って帰宅した。ご馳走様でした。

@starfield
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