新しい学校のリーダーズに興味がある。だが寝食を忘れて彼女らの楽曲に聴き入るという行為には幸い及んでいないので、「好きだ」とは言えない。そらで彼女らに関するトリビアをずらずらと開陳することもできないので「沼ってる」とも言えない。何よりも現場に行ってお金を落とすこともしていないので「ファンです」とも言いにくい。ゆえに「興味がある」という表現に留めておいた。
しかしこの「ぶっといタニマチをやっているわけではないが、好意に寄った興味を持っている」という状態はなかなか微妙だし、多くの事柄は当てはまる。酒を中途半端に嗜んだり、靴を中途半端に集めたり、書籍や映画を中途半端に語ったり。身につまされる。
中庸・中立であることは一番難しいと人生で学んできたつもりだが、こと趣味に関しては一般的な半可通になりがちだ。それが「中立」で「普通」の「一般」と称されるものなのかどうかは判らない。何にもなり得ない自分を「これが普通なんだ」と誤魔化しているフシもある。だが、わかってる。実は欲しいのだ。色々と。