ふざけたい。と、たまにはふざけたことも言うべきだ。人間はふざけないでいるとお金はたまるし素敵な異性とゴールインできるし人生がとても上手く行ってSNSで自慢の限りを尽くせる。ところがふざけてしまうと、敵はできるしいらん誹謗中傷が山のように届くし人格は否定されるし「ふざけた野郎だな」とチンピラにしかめっ面で吐き捨てられたりする。まぁね。それはそう。でも、ふざけてみたいんだよな。面白い小説を書いたり、カウチポテトで『宇宙からのツタンカーメン』を観たり、くだらない下ネタで人と照れ笑いし合ったり、SNSで気軽に何らかをポストして反応を貰ったり、こうして毎日文章を書き連ねたり。常々ふざけないで居る人は「プロでも無いド素人が小説書くな」と怒るだろうし、「『宇宙からのツタンカーメン』なんかミイラ男が延々とウロウロしているだけの駄作だ! アート映画を観ろ!」と目を三角にするだろうし、下ネタなんて言った日には顔を真っ赤にしてブロックエンガチョ確実だろうし、SNSでギャグを飛ばすと「Tw◯tterは社会を変える公器だ! そこでギャグを言うなんて!」と炎上を周囲にけしかけるだろうし、毎日文章を更新していると「あの人暇なの?」とコソコソしながら眉間にしわを寄せることだろう。
でも、ふざけてみたいんだよな。