最近、エッセイ読んでますが

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最近、いろんな人のエッセイを読んでいる。その理由は単純で、自分が何か書くときの参考にしたいと思ったからだ。これまでエッセイなんてジャンルを読もうとは思わなかった。面白そうだと思った本がたまたまエッセイだった、という時があったくらい。

そんなこんなでエッセイを漁っていく中で、『舟を編む』などの小説で有名な作家の三浦しをんのエッセイ集『のっけから失礼します』(単行本)に出会う。というか、妻が持っていた事を思い出す。三浦しをんのエッセイはおろか、小説さえ読んでいなかったのでどんな人がまったくイメージがついていなかった。紹介文が載った帯には「抱腹絶倒のエッセイ集」。私はエッセイに笑いを期待していなった。むしろエッセイを読んで笑うものだとは思っていなかった。

まさに帯の紹介文通りである。

「ぐふ」と笑ってしまうので、傍から読んでる姿を見ると「なんだコイツ」と思われるだろう。少々気持ち悪いだろうなと自分でも思うが、そのくらい笑ってしまう。ちなみに最新のエッセイ集『しんがりで寝ています』では、帯に「電車で読むのは危険です。」と書かれている。その通り。私みたいに気持ち悪い人間が増えるのである。

エッセイを探していく中で気づいたのは、エッセイがまったく見つからないことである。三浦しをんの過去の文庫化されたエッセイが全く見つからない(他の作家もだが)。もっとデカい本屋に行かなくては。

と、ここひと月ほど考えていたのだが、デカい本屋に行く機会がなかなか無い。業を煮やして三浦しをんのエッセイ集を一気に10冊ほどネットで買ってしまった。