インターネットで人と人の距離が近づいたことはいいことだ.少なくとも,ワタシはそれを肌感として持っている.創作つながりで知り合った人は数知れないし,そこから何年も長く続くつながりもあった.
しかしながら,どうしてもアンチというものは出てくるらしい.創作界隈では当たり前のようにいるのだが,技術界隈でもいると聞く.面白いことに,アンチの中にも多様性があるらしく,その人の持つ主義思想に従って行動する人もいれば,趣味としてアンチ活動を行うホビースタイルな行動もあるらしい.ワタシは彼らに対する考察を持っていないので,今の所理解しえないと思われる.
では主義思想によって裁く人が正しいかと言われたらそんなわけがない.それが許される世の中は共産主義か専制主義か,少なくとも現代日本の民主主義では許されない.
ではなぜ,ホビースタイルを含めた許されないはずのアンチ活動が蔓延るのか.答えは単純で,許されないが,だれも止めないからだ.Twitter をはじめとする SNS にはブロック機能や凍結機能があるが,それらはあくまで自分に対してこないようにするためであったりアカウントを使用させないようにするための被害者側の対処療法にすぎない.他の人に行くなりアカウントを変えるなりでいくらでもアンチ活動者は次の一手を十分出せるのである.
ワタシの知る限り,民主主義の中でアンチ活動者に付ける比較的効果的な薬は法律くらいしかないが,利用のためのハードルは高いし,今のインターネットにはアンチ活動者に付ける薬が根本的に足りていないんじゃないかなぁ.