元彼の話

strongchiwawa
·

元彼とは 20 ~ 26 歳の 6 年間お付き合いしていました。それまで、告白しては振られてを繰り返していたので、初めて自分を受け入れてもらった経験でした。

付き合って 2 年目のとき、自分のわがままな嫉妬心をコントロールできず、元彼に別れ話を切り出しました。「私のことを大切にしてくれているなら◯◯してくれるはずなのに、してくれない」「Twitterはしているのに、私に返事をしてくれない」そんな自分勝手な思いでした。私は本気で別れるつもりはなく、勢いで切り出していました。元彼は「別れようと言われて、◯◯の気持ちを信じられなくなった。別れよう」と言いました。

私は泣きじゃくりました。後悔しました。彼が私にしてくれていたことを見ようとせず、自分の要求ばかりしていたのです。好きだと言えば、好きだと言ってくれた、予定が合う限り私に時間を使ってくれた、思い返せば私のことを大切にしてくれていたのです。

結局、彼は一度私を許してくれました。

でも、私はその 4 年後、他の人が好きになったからという理由で、そんな優しい彼に別れを告げるのです。

別れを告げる 1 ヶ月前、私は彼に「あなたのことが好きかわからない」と告げました。彼は「長く付き合っていればそういうこともある」と言いました。

花粉症なのに薬を持たずにデートへ出掛けては、体調を崩して早く家に帰る彼、旅行の話をギリギリになるまで進めてくれない彼、休みはほとんど家で外に連れ出してくれない彼、そんな彼に嫌気がさしていたのです。

全てはほんの些細なことで、私が嫌なところを伝えておけばよかった、と今になっては思います。「花粉症なんだから薬持ってでてよ。デートの途中で体調崩されるのやだよ」「旅行の話もっと積極的に進めて欲しい。いきたくないのかと思う」「家でのデート飽きたから、色んな場所に出掛けたい」でも、全部言えませんでした。心の狭い人間だと思われるのが嫌だった。嫌われて一人になるのが嫌だった。自分のことしか考えていない、嫌な人間です。

そんな中、今の彼に告白してもらいました。

私は、新しい彼との可能性をとりました。

別れを告げたことは元彼にとって衝撃的だったらしく、たくさん傷つけてしまいました。彼は私との未来を考えてくれていたのに、私はそれに応えられなかった。元彼の泣き顔が今でも忘れられません。

私は本当に薄情な人間だと思いました。過去に彼が私を支えてくれたことを忘れ、相手とぶつかり合うことを恐れ、最後の最後まで本当のことを言えないまま別れてしまいました。

関係を続けていきたい相手だからこそ、嫌なことは嫌と伝えるべきだと、今では思います。大切な人を失う辛さを相手に味合わせないためにも、とことんぶつかり合うべきだったんです。それでダメだったら、お互いが納得して別れることができる。それが綺麗な終わり方なんだと思います。

本当に勝手ですが、彼が愛情深い素敵な人と出会い、幸せになることをずっと願っています。

@strongchiwawa
思いついたことの備忘録。 自分の気持ちを紐解いて、言語化する練習をしています。