昔からクラシックピアノを続けてきた。最近になってジャズに興味があり、ジャズピアノあるいはジャズギターの簡単なアドリブができるようになりたいと思うようになった。クラシックピアノの時代は音楽理論にあまり触れてこなかった(未経験者よりは知っていることはあると思うが)。私が音楽理論を学びたいと思ったは、音楽理論が必要か、そうでないか、という話ではなく、単純にこれまでの偉大な先人たちがどういう音を心地よいと体系づけてきたのか、どういうルールとしてまとめられたのか、気になった。
以下のサイトで音楽理論とは何か、を学び始めた。
https://soundquest.jp/quest/intro/what-is-music-theory/
音楽理論とは何か
これによると、音楽には三つのレイヤーがある。音楽理論が必要か必要でないか、の議論に対してどのレイヤーの話か定めないと議論にならない。
そのレイヤーとは、
1.各種概念につけられている名前のレイヤー
2.音の用法のレイヤー
3.音楽の様式のレイヤー
である。
軽く歴史も振り返っておく。
最初はピタゴラスが弦の長さの比率を整数にしたらきれいなのでは、と発見したらしい。
(この辺の話は理系大学院生である私にとって親和性が非常に高い。一般向けの理系書で見たことがある。)
9-16世紀には教会音楽にハモリの概念が登場した。
それ以前は、全員が同じ旋律をうたっていたらしい。
16-17世紀にはコード理論が生まれ始めた。また、メロディ+伴奏のスタイルに変化したのもこのあたりの歴史らしい。
18世紀にはコード理論が発展した。ラモーという作曲家が先駆的らしい。
この時代で有名な音楽家はバッハ。
18世紀後半には古典派理論と呼ばれるものが確立した。
音楽自体が大衆に浸透し、より身近になった。
この時代で有名な音楽家はモーツァルトやベートーベン
このあたりをクラシックピアノをやっていた時に、主に弾いていた。
19世紀には「型」を崩された音楽が生まれるようになった。
型を崩した先駆的な音楽家はベートーベンらしい。
20世紀にはいると現代音楽とよばれる音楽が誕生した。私が今聞いてもクラシックとしてかなり斬新だなと感じる。
ここで私の今興味のあるジャズ理論の歴史も振り返っておく。
ジャズとクラシックは別々の地域、時代に発展した、とある。
19世紀末ごろに、ジャズが生まれたとされ、1920年代からより広まっていた。特に今でも有名な曲としては、『Sing, sing, sing』がある。吹奏楽などでよく聞く。
20世紀後半にあると、ジャズも「型の破壊」が起こった。さらに、ビートルズのような様々な「ポピュラー音楽」がより発展した。