誰かにとっては、些細で大したことない出来事でも当人にとってみれば、とても大きな衝撃で時に喜び、時には悲しんだりしている。それを第三者から見れば、取るに足りないこと、で済まされるのだろうけど、そうではないから人生とはまさに、十人十色なのである。
ミクロな視点で言えば、「関係ない」のだろうけど、やっぱり僕としてはそっとしておきたいと思う。2023年が終わり、次の年を迎えた瞬間に様々なことが起こった。どちらかというと、良くないことが耳に入る回数は多い。その度に心を痛めるのだが、結局は手に届く範囲でしか何かやれることはないし、僕が何かを祈ったとしても、そんなことは些末で役にも立たないことだ。
すべてに反応することはしないけど、1つ1つに対して気を止めて少々立ち止まり、思考したりする。それこそ、役に立つことはないのだけど心に留めることで自分なりの「。」を付ける。区切りという意味での「。」は落とし所でして大事なのかなと。
同じ様に、誰かに何かが起こったとしても、僕はきっと声を掛けることはない。ただ、少し考えて僕なりの区切りを打つ。アナタの人生はアナタの人生で、僕の人生は僕の人生だから、やっぱり違う色なのだ。もしかしたら、混ざることがあるかもしれないけど、いつかは自然と自分の色にそれぞれが戻るでしょう、きっと。
一瞬でもすれ違ったアナタの色を見た僕は、僕の色に戻り、アナタもアナタの色に戻る。誰かの色に染まることもなく、朝を迎えたらそれぞれの色に帰るのが自然でしょう、十人十色なのですから。