毛嫌い

stupid
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最近というか、ここ20年くらいかもしれないけど小説を毛嫌いしているところがある。高校生の頃、アホみたいに小説を読みすぎたせいか今、全く読まなくなってしまった。それどころか手に取ろうともしなくなった。一度、試しに買ってみたがつまらなすぎて途中で断念してしまった。ただ、その小説は幾つも受賞した有名な作品だったので、本当につまらないことはないだろうし、ただ単に僕がそう感じてしまった、というだけのこと。

物語に没頭できなくなってしまってる自分がいる。映画やドラマならそれがない。何故なら見てないと話についていけなくなるからだ。途中で見るのをやめてしまったドラマもあるが、それは単純につまらなくて時間が勿体ないので見なくなったということになる。

一方、小説だと読みながら全然違うことを考えてしまうのだ。自分だったらこうするけどな・・・。なんでこんなヤツがいるのかね・・・。昔はこうだったなあ・・・。とかそういうクダラナイことに思考が取られてしまい、気づけば3行くらいしか進んでなくて、読むことに疲れてしまうのだ。ついに、自ずと小説とは距離を置くようになってしまった。

大学に入ると読むことよりも、書くことに重きを置いて物語を紡ぐこともやっていた。自分たちで映画を創るために脚本を書いたこともある。自分でBlogを立ち上げて、短いストーリーを発表していた。読むよりも創る方が好きだった。それさえも、今はやらなくなってしまい最もライトなエッセイを書くようになってしまった。・・・別にいいのだけど。

10行小説なるものを書いて、あとのストーリーはアナタにお任せします。で終わる話を10くらい積み上げてもいいのかもしれない。そこに不幸も幸福もないから、終わりを決めなくて済むのだからなんだか気が楽だし、10行なら読んでもらえるかもしれない、思考が寄り道したとしても。

もしかしたら、こういったエッセイを書くことで様々なリハビリになっているのかもしれない。

@stupid
日々の戯れ言。